平成18年6月12日
四国電力株式会社

制御棒位置指示計の点検状況について

  本日5時01分頃発生した大分県中部地方を震源とする地震を受けて、伊方発電所の設備の巡視点検を行ったところ、伊方発電所1号機(原子炉停止中)の原子炉内の制御棒の位置を中央制御室で示している制御棒位置指示計の停止用制御棒位置の指示値が揺らいでいるのが確認されました。

(以上、本日プレス発表済み)

   詳細点検において、制御棒位置指示装置の信号処理回路にあるスイッチを操作したところ、指示値が正常に復帰いたしました。このことから、回路内のカードの不良により、指示値の揺らぎが発生し、その後のスイッチの操作で復帰したものと推定されます。
  このため、カードを取り替え、16時30分、復旧いたしました。

(参  考)

○停止用制御棒
制御棒には、通常運転中の出力、温度などの運転条件の変化に合わせて原子炉の反応度を制御する制御用の制御棒と、原子炉の自動停止等の際に制御用の制御棒と共に挿入する停止用の制御棒がある。
伊方発電所1号機には、制御用が21本、停止用が12本設置されている。


以 上

添付資料−伊方発電所1号機  制御棒位置指示装置概略系統図




添付資料


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