事 象 | 発生月日 | 発表月日 | ||
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6月 5日 | 6月 5日 | ||
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6月 5日 | |||
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6月 6日 | |||
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6月 10日 | 6月 11日 | ||
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6月 12日 | 6月 12日 | ||
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6月 14日 | 6月 14日 | ||
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6月 27日 |
事 象 | 発生月日 | 発表月日 | ||
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3月 22日 | 4月 10日 | ||
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5月 13日 | 5月 13日 |
(別紙1)伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成18年6月分)
(別紙2)伊方発電所における通報連絡事象の報告書概要(平成18年5月分他)
伊方1号機は、通常運転中のところ、6月5日10時30分、湿分分離加熱器Bの胴体内部から異音がしているのを保修員が確認し、当該加熱器の点検を行うために11時49分発電機を解列、18時37分原子炉を停止した。
当該加熱器については、6月7日早朝から内部の目視点検を開始し、蒸気入口付近にある蒸気整流板の溶接部に割れを確認した。
その後の詳細調査の結果、当該蒸気整流板を製作する際に溶接部の開先角度が設計より狭く加工されていたため、整流板本体と内部プレートの溶接部に溶け込み不良が生じていたことを確認した。このため、当該溶接部の強度が不足することとなり、プラント運転中の蒸気の流れに伴う内部プレートの振動により、当該溶接部に疲労限を超える繰り返し応力が生じて割れが発生・進展したものと推定される。なお、1号機のその他の蒸気整流板については、割れは認められなかった。
今回の対策として、当該蒸気整流板については適切に製作された新品に取り替えるとともに、1号機のその他の蒸気整流板についても十分な強度を確保するため溶接部の補強を行った。
また、原子力発電所の運転に影響を及ぼすような重要な機器のうち、蒸気整流板と同様に蒸気や水等の流れによる力の影響を受ける内部構造物の溶接部については、今後すべて、開先検査等の検査を確実に実施しその記録を保管するよう受注者に要求するとともに、当社においてもその実施状況を確認することとする。
さらに、1号機運転再開後、2号機を停止し、1号機と同様に製作された2号機の湿分分離加熱器についても、念のため蒸気整流板の当該溶接部の補強を実施した。
長期的な観点から、今回補強する蒸気整流板については、1,2号機とも次回定検にて新品に取り替えることとする。
なお、3号機の湿分分離加熱器は、1,2号機のものとは構造が異なり、蒸気整流板が設置されていないため、対策の必要はない。
伊方発電所1号機 湿分分離加熱器B蒸気整流板溶接部の割れの原因と対策について
6月5日18時頃、通常運転中の伊方2号機において、電気出力が定格電気出力
(566MWh)未満であることを確認した。
これは、同日、プラント停止した伊方1号機の補助設備等に、伊方2号機で発生した
蒸気を供給しているため、伊方2号機の発電のために使用できる蒸気が若干少なくなることから、電気出力が低下したもので、プラントの安全・安定運転に影響を及ぼすものではない。
(参考)伊方発電所の観測ガル数 | |||
1号機 | : | 7ガル(点検停止中) | |
2号機 | : | 8ガル(通常運転中) | |
3号機 | : | 6ガル(定期検査中) |
6月10日21時45分頃、伊方3号機の事務所において、休憩中の警備員が転倒して右眉の上(約5p)を負傷し出血した。
このため、22時45分に救急車で市立八幡浜総合病院へ搬送し、縫合処置を行った。
【伊方発電所の状況】 | |||
伊方1号機 | 22ガル(点検停止中) | ||
伊方2号機 | 21ガル(通常運転中) | ||
伊方3号機 | 24ガル(定期検査中) |
その後、伊方発電所の設備の巡視点検を行ったところ、伊方1号機の原子炉内の制御棒の位置を中央制御室で示している制御棒位置指示計の停止用制御棒位置の指示値が揺らいでいるのが確認された。
詳細点検において、制御棒位置指示装置の信号処理回路にあるスイッチを操作したところ、指示値が正常に復帰したことから、回路内のカードの不良により指示値の揺らぎが発生し、その後のスイッチの操作で復帰したものと推定される。
このため、カードを取り替え、16時30分、復旧した。
点検停止中の伊方1号機において、6月14日10時55分頃、安全補機開閉器室の空調装置Bのファン軸受部付近から異音がしているのを保修員が確認した。このため、予備の空調装置に切り替え、当該空調装置を停止した。
現在、原因調査を実施している。
6月27日5時頃、通常運転中の伊方1号機において、電気出力(1時間の積算値)が定格電気出力(566MWh)未満であることを確認した。
これは、同日、プラント停止した伊方2号機の補助設備等に、伊方1号機で発生した蒸気を供給しているため、伊方1号機の発電のために使用できる蒸気が若干少なくなること等から、電気出力が低下したもので、プラントの安全・安定運転に影響を及ぼすものではない。
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