当社は、伊方発電所1号機について高経年化技術評価等報告書をとりまとめ、本日、経済産業省原子力安全・保安院へ提出しました。
今回の報告は、法令※に基づき、原子力発電所が営業運転開始後29年を経過する前に、60年間の運転期間を仮定し、原子炉施設の経年劣化に関する技術的な評価を行い、国に報告するもので、伊方発電所1号機は、本年9月30日で運転開始後29年を迎えることから、今回、高経年化技術評価を実施しました。
評価の結果、現状の保全活動を継続していくことで、大部分の機器・構造物の健全性が確保されることを確認しました。また、基礎ボルト、コンクリート構造物については、保全活動の一層の充実を図る観点から、点検等を追加すべき項目が抽出されたため、これらを長期保全計画にまとめました。
今後、報告書の内容について国の審査が行われます。
また、当社は、伊方発電所1号機および3号機の定期安全レビューの結果についても、報告書にとりまとめました。
定期安全レビューは、法令※に基づき、事業者が約10年毎に原子力発電所の安全性・信頼性を総合的に評価するものであり、今回、1号機は2回目、3号機は1回目のレビューを実施しました。
この結果、これまでの運転経験で得られた教訓や最新の技術的知見が保安活動に適切に反映され、必要な対応が実施されていることを確認しました。
当社としましては、これらの評価結果を踏まえ、これからも伊方発電所の安全運転を継続し、皆さまの一層のご理解と信頼を得られるよう努力してまいります。
※「実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則」
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