平成18年10月2日
四国電力株式会社

西条発電所の発電再開について

  西条発電所については、9月10日に発生した火災により発電を停止しておりましたが、原因が判明するとともに、直送ラインによる石炭供給(注)の健全性が確認できたことから、本日2時6分に発電を再開しましたのでお知らせします。
  今後、焼損箇所の復旧を行い、10月中には通常ラインによる石炭の供給が可能となる見込みです。

  火災の原因は、石炭を運ぶベルトコンベア内のローラーの軸受部が固着し、軸と軸受内輪とが擦れた結果、発熱し、周辺の石炭粉やベルトコンベアに延焼したものと推定されます。

  今回の火災では、周辺の方々をはじめ皆さま方には大変ご心配をおかけしました。深くお詫び申し上げます。今後はこのようなことのないよう、巡視点検等の強化を行うとともに、火災感知器や消火設備の設置などの対策を実施し、再発防止に努めてまいります。

  (注)サイロを経由せず直接コールバンカ※に石炭を供給する方法
  ※安定的に発電するよう、コンベアで運ばれた石炭をボイラ手前で一度ためておく施設

○火災の概要
発見時刻 9月10日  16:55分頃(送炭終了:15:10)
鎮      火 18:45
場      所 別紙の通り
負  傷  者 なし
○西条発電所の概要
場      所 愛媛県西条市喜多川853
発電設備 石炭火力発電
 

認可出力

運転開始

(燃料転換※)

1号機

15.6万kW

昭和40年11月

(58年7月)

2号機

25.0万kW

昭和45年  6月

(59年1月)

※石油火力発電から石炭火力発電への燃料転換


以 上

(別紙)西条発電所石炭輸送系統概要図




(別  紙)

石炭輸送系統概要図

○主な被害状況
設備名 被害情報 図中No.

ベルトコンベア3B(BC-3B)

機長30mのうち約5mを焼損

1

ベルトコンベア8(BC-8)

機長124mのうち約26mを焼損

2

ベルトコンベア9(BC-9)

機長140mのうちほぼ全長を焼損

3

バイオマス計量コンベア

機長18mのうち約7mを焼損

4

G6連絡台

2階建ての1、2階とも内壁焼損

5

H連絡台

2階建ての2階内壁を焼損

6

D連絡台

5階建ての5階内壁の一部を焼損

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