平成18年11月10日
四国電力株式会社
伊方発電所における通報連絡事象(平成18年10月分)および
通報連絡事象に係る報告書の提出(平成18年9月分)について
- 平成18年10月に、当社から愛媛県および伊方町に通報連絡した事象は以下の1件です。この事象は、法律に基づく報告事象に該当するものではありません。
事 象 |
発生月日 |
発表月日 |
1.伊方2号機 |
1次冷却材中のよう素濃度の上昇について |
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10月11日 |
10月11日 |
- 平成18年9月に発生した以下の通報連絡事象について、その後の調査結果を踏まえた原因と対策をとりまとめ、愛媛県および伊方町に報告書を提出いたしました。
事 象 |
発生月日 |
発表月日 |
1.伊方1,2号機 |
観測用地震計の表示不良について |
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9月26日 |
9月26日 |
- 伊方2号機 1次冷却材中のよう素濃度の上昇について
- 伊方1,2号機 観測用地震計の表示不良について
以 上
伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成18年10月分)
伊方2号機は、第19回定期検査のために停止中のところ、10月11日3時10分に1次冷却材中のよう素濃度が高いことが確認された。
本事象は、燃料からの漏えいと推定されることから、1次冷却材中のよう素濃度を監視するとともに、燃料を取り出して1体毎に漏えい確認等の調査を行うこととした。
その後、燃料全数(121体)についてシッピング検査により漏えいの有無を確認した結果、燃料1体に漏えいが認められたことから、1次冷却材中のよう素濃度上昇は、当該燃料からの漏えいによるものと判断された。
当該燃料については、健全な燃料に取り替えることとする。
また、本事象に伴い、定期検査時の機器開放作業等において放射性物質が放出されたが、伊方発電所では平常時から適切に管理したうえで放出を行っており、保安規定や安全協定の目標値を十分下回っていることから、環境への放射能の影響はない。
- [シッピング検査]
- 使用済燃料ピットに設置されている検査容器内に燃料を1体ずつ入れ、容器内に窒素ガスを送り込み、循環させてガス中の放射能濃度を測定して、燃料の漏えいの有無を判定する。

伊方発電所における通報連絡事象の報告書概要(平成18年9月分)
- 概 要
9月26日7時3分頃、伊予灘を震源とした地震があり、通常運転中の伊方発電所1,2,3号機で地震を感知したが、その際、1,2号機において感知した地震の大きさが0ガルと出力され、その後の確認で地震の大きさを表示する装置に不具合があることが確認された。
(参考)伊方発電所での観測ガル数 |
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1号機:12ガル,2号機:11ガル,3号機:9ガル |
- 信頼性向上の観点から、表示装置を二重化することとし、1,2号機および3号機にそれぞれバックアップ表示装置を設置した。
- 地震発生時の地震の大きさを確認するに当たっては、既存の表示装置、バックアップ表示装置の確認等を行うこととし、その旨の確認手順を関係者に周知した。

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