![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
当社は、現在、新耐震指針に照らした伊方発電所の耐震安全性評価を進めておりますが、本年7月20日付で経済産業大臣から、新潟県中越沖地震から得られる知見を反映したうえで、可能な限り早期に評価を完了できるように計画の見直しを検討し、報告を求める旨の指示文書を受けたことから、検討結果をとりまとめ、本日、国に報告いたしました。
[新潟県中越沖地震を踏まえた耐震安全性評価計画の見直しの概要]
当社としましては、今後とも中越沖地震に関する情報の入手に努め、必要に応じ適切に対応するとともに、伊方発電所の安全運転に万全を期してまいります。
経済産業大臣より、平成19年新潟県中越沖地震を踏まえた対応として、伊方発電所の耐震安全性評価について、実施計画の見直し等の検討をするよう求める指示文書が出されました。この指示文書に基づき、耐震安全性評価の実施計画を見直し、本日、経済産業省に報告しました。
当社は自主保安の観点から伊方発電所3号機の運転開始後においても伊方発電所の耐震安全性評価に重要な中央構造線活断層系を中心に敷地周辺および敷地近傍の地質調査を継続的に実施しております。平成18年9月19日付けで原子力安全委員会により改訂された「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」を踏まえ、それら敷地周辺および敷地近傍の地質調査の解析・整理、さらには敷地周辺で発生する地震の整理を行い、基準地震動Ssの策定を行っています。
なお、佐田岬半島の南側の宇和海においては、3号機建設時の音波探査結果において活断層は確認されていませんが、平成19年能登半島地震や平成19年新潟県中越沖地震に関する各種機関での調査・分析結果等を見据え、データの拡充の観点から、今後、宇和海において音波探査による追加調査等を実施します。
上記を基に、敷地前面海域の中央構造線活断層系による地震を含む検討用地震に不確かさを考慮して基準地震動Ssの策定を行い、各施設の耐震安全性評価を進めてまいります。
この耐震安全性評価にあたっては、平成19年能登半島地震、平成19年新潟県中越沖地震等から得られる知見を、必要に応じて適切に反映します。
伊方1、2号機の耐震安全性評価の報告時期については、1ヶ月前倒しし、平成21年2月とします。また、伊方3号機については、平成20年3月に耐震安全性評価の中間報告(地質調査結果、基準地震動Ssの策定結果および主要施設の評価結果の中間的な報告)を行うこととします。
(注1) | 黒塗りは実績を示す。 |
(注2) | 伊方1、2号機の報告時期を1ヶ月前倒しし、平成21年2月とした。 |
(注3) | 伊方3号機については、平成20年3月に中間報告することとした。 |
(注4) | 宇和海海域調査工程については、現在調整中。 |
上記耐震安全性評価とは別に、当面の自主的な検討として柏崎刈羽原子力発電所で観測されたデータを基に設備に与える影響の概略検討を実施し、1ヶ月を目途に報告いたします。
Copyright(C)YONDEN
Shikoku Electric Power Co.,Inc. / Kagawa,Japan
mail to : postmaster@yonden.co.jp