平成20年1月10日
四国電力株式会社
伊方発電所における通報連絡事象(平成19年12月分)および
通報連絡事象に係る報告書の提出(平成19年10月分)について
- 平成19年12月に、当社から愛媛県および伊方町に通報連絡した事象は以下の1件です。本事象は、法律に基づく報告事象に該当するものではなく、また、環境への放射能の影響もありませんでした。
事 象 |
発生月日 |
発表月日 |
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12月10日 |
12月10日 |
- 平成19年10月に発生した以下の通報連絡事象について、その後の調査結果を踏まえた原因と対策をとりまとめ、愛媛県および伊方町に報告書を提出いたしました。
事 象 |
発生月日 |
発表月日 |
伊方発電所3号機 |
一次冷却材流量計の指示不良について |
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10月30日 |
10月31日 |
伊方発電所2号機 制御棒位置表示の変動について
伊方発電所3号機 一次冷却材流量計の指示不良について
以 上
伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成19年12月分)
12月10日13時30分、通常運転中の伊方発電所2号機において、制御棒を操作していないにもかかわらず中央制御室にある制御棒位置指示計の制御棒33本のうち1本の表示がわずかに変動していることを運転員が確認しました。
その後、制御棒はその動作機構上、1本だけ動くことは考えられないこと、および炉内核計装装置を用いた炉内出力分布の測定結果から異常は認められなかったことから、制御棒は実際に動作していないと判断しました。
また、制御棒位置指示装置内の制御基板の点検・手入れにより健全性が保たれていることを確認しました。更に、制御棒を実際に動作させて制御棒位置指示が正常に表示されることを確認しました。
今後、念のため監視強化するとともに、次回定期検査時に引き続き当該基板の調査を行います。

伊方発電所における通報連絡事象の報告書概要(平成19年10月分)
- 事 象
10月30日14時53分、通常運転中の伊方発電所3号機の中央制御室において一次冷却材流量の低下を示す警報が発信したため、運転員が確認したところ、一次冷却材系統Cループに4つある流量計のうち、1つの指示が約100%であるべきところ0%になっていることが確認されました。
調査の結果、現場に設置されている流量信号の伝送器の不良であることが判明したため、当該伝送器を取り替えて、10月31日8時30分、異常のないことを確認し、通常状態に復旧しました。
- 当該伝送器を予備品と取り替え、健全性を確認のうえ復旧しました。
- 今後とも、伝送器の予備品を常備します。

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