平成20年2月4日
四国電力株式会社

伊方発電所2号機  湿分分離加熱器B天板の割れについて(続報)

  伊方発電所2号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)は、第20回定期検査中のところ、2月1日18時00分、二次系の湿分分離加熱器B内部点検において、蒸気入口付近にある蒸気整流板を取り付けている天板と仕切板の溶接部の1箇所(溶接部で約35cm、天板部で約8cmの合計約43cm)に割れがあることを保修員が確認しました。
  目視点検の結果、2号機の他の湿分分離加熱器および当該湿分分離加熱器Bにおいて、過去に1号機の湿分分離加熱器の蒸気整流板で割れが生じた箇所を含め、他に溶接部等の割れは確認されておりません。
  本事象による外部への放射能の影響はありません。
  本件は、法律に基づく国への報告事象ではありません。

[2月1日お知らせ済み]

  その後、2号機の全ての湿分分離加熱器について、今回割れが見つかった箇所と同様の箇所の浸透探傷検査を行った結果、傷は確認されませんでした。

  現在、割れが見つかった箇所の部材の切り出し作業を終え、今後、工場に搬送して、詳細な調査を行うこととしております。

  なお、1号機の湿分分離加熱器についても、運転パラメータの確認、パトロールの強化および音響監視装置の設置により、監視の強化を図っております。

(参 考)

○ 湿分分離加熱器
  高圧タービンで使用した蒸気を低圧タービンでもう一度使えるように、蒸気の湿分を取り除き、温度を上げる設備。A、B、C、D4台設置している。
以 上


添付資料1-伊方発電所2号機   湿分分離加熱器まわり概略系統図
添付資料2-伊方発電所2号機   湿分分離加熱器天板の割れ状況図



添付資料1

伊方発電所2号機 湿分分離加熱器まわり概略系統図




添付資料2

伊方発電所2号機湿分分離加熱器天板の割れ状況図


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