平成20年3月21日
四国電力株式会社

伊方発電所2号機  余熱除去系統の不具合について

  第20回定期検査で調整運転中の伊方発電所2号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)において、通常停止している余熱除去系統B系統の圧力がわずかに上昇していたため、調査を行ったところ、当該系統に接続している1次系のポンプ、空調機器等を冷却するために冷水(純水)を供給している系統から冷水が漏れ込んでいる可能性があることを確認しました。

  今後、詳細調査を実施することといたします。

  本事象による、環境への放射能の影響はありません。

(参  考)

○ 余熱除去系統
  定期検査などでプラントを停止した後に、燃料から発生する余熱を除去する系統。
  なお、原子炉施設保安規定では、当該冷却系統のうち、事故時に燃料取替用水タンクから原子炉に冷却水を注入する系統を兼ねている部分については、2系統が動作可能であることが要求されておりますが(1系統が動作不能な状態では、原子炉の運転可能日数が制限される(最大10日)ことになります。)、本事象は調査・復旧作業のため一時的にこの要求を満足できなくなり、原子炉施設保安規定に定める運転上の制限を逸脱することになりました。(運転上の制限逸脱:20時45分から)
以  上


添付資料-伊方発電所2号機  余熱除去系統概略図



添付資料

伊方発電所2号機余熱除去系統概略図

伊方発電所2号機余熱除去系統概略図PDFへ (印刷用)伊方発電所2号機余熱除去系統概略図  (PDF-53KB)

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