平成20年7月23日
四国電力株式会社

カタール国「ラスラファンC 発電・造水(IWPP)プロジェクト」への参画について

  当社はこのたび、カタール国「ラスラファンC 発電・造水(IWPP)プロジェクト」に参画することといたしました。本件は、当社にとって初の海外発電事業への参画となります。

  本プロジェクトは、カタール国の経済成長に伴う急速な電力・水需要の拡大に対応するため、同国首都ドーハの北80kmに位置するラスラファン工業地区において、出力273万kWの発電設備、日量29万トンの造水設備を建設し、25年間運転を行うものです。プラント設備は、2011年4月に運転を開始する計画であり、電力および水をカタール電力・水公社(KAHRAMAA)に販売する契約となっております。

  同プロジェクトは、本年3月、三井物産株式会社とスエズ・トラクタベル(ベルギー)が事業権を獲得後、カタール側出資者とともに事業会社を設立し、事業推進の準備を進めているところです。当社は、昨年末以降、同プロジェクト参画に向けての具体的検討を進めてまいりましたが、このたび、プロジェクト内出資比率の5%を獲得することについて関係者間で合意し、正式に参画いたしました。なお、中部電力も当社同様、プロジェクト出資比率の5%を獲得して参画いたしました。

  当社では、総合エネルギー企業グループとしての収益基盤の拡大に向け、平成15年3月に海外事業を開始して以来、海外での電力関係の技術コンサルティングに取り組み、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)やJICA(国際協力機構)の案件を中心に実績を挙げてきております。
  海外IPP事業についても、国内の事業で培ってきた発電所の運転・保守などの技術・ノウハウが活かせる分野であることから積極的に取り組んでいくこととしており、本件においても、他のプロジェクト関係者との協力のもと、着実な事業推進に貢献してまいりたいと考えております。

以  上



(別  紙)

○プロジェクトの概要

○プロジェクトスキーム

○プロジェクトサイト


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