- 平成20年9月に、当社から愛媛県および伊方町に通報連絡した事象は以下の10件です。これらの事象は、法律に基づく報告事象に該当するものではなく、また、環境への放射能の影響もありませんでした。
事 象 | 発生月日 | 発表月日 | ||
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9月 1日 |
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9月 4日 |
9月 5日 |
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9月 6日 |
9月 7日 |
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9月11日 |
9月11日 |
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9月12日 |
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9月12日 |
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9月13日 |
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9月23日 |
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9月23日 |
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9月26日 |
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- 平成20年8月に発生した以下の通報連絡事象について、その後の調査結果を踏まえた原因と対策をとりまとめ、愛媛県および伊方町に報告書を提出いたしました。
事 象 | 発生月日 | 発表月日 | |
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8月14日 |
9月10日 |
(別紙1)伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成20年9月分)
- 伊方発電所3号機 プラント計算機の不調について
- 伊方発電所 雑固体焼却設備の不具合について
- 伊方発電所3号機 復水器内の復水導電率上昇について
- 伊方発電所3号機 取水ピットエリアにおける作業員の体調不良について
- 伊方発電所 屋外消火栓フランジ部からの漏水について
- 伊方発電所1号機 2次系ブローダウンタンク排水の冷却水配管からの漏えいについて
- 伊方発電所1,2号機 予備変圧器温度計の警報回路の不具合について
- 伊方発電所3号機 湧水系統配管からの漏えいについて
- 伊方発電所 屋外埋設消火配管からの漏えいについて
- 伊方発電所1,2号機 発電機出力の変動について
以 上
伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成20年9月分)
1.伊方発電所3号機 プラント計算機の不調について
9月1日21時50分頃、通常運転中の伊方発電所3号機において、保修員がプラント計算機の待機系の一部に不調があることを確認しました。調査の結果、プラント計算機の待機系(予備)の固定ディスク制御装置のカードに不調が確認されたため、プラント計算機の一部を停止して当該カードの取替を行い、9月3日10時40分、異常のないことを確認し、通常状態に復旧しました。
なお、本事象発生時、プラント計算機の通常系統は正常に機能しており、監視機能に支障はなく、プラント計算機の一部停止中においては、中央制御室の記録計などにより運転パラメータの監視を行い、この間の運転状態に問題はありませんでした。
今後、引き続き原因調査を実施します。
(印刷用) 伊方発電所3号機 プラント計算機構成概略図 (PDF-33KB)
2.伊方発電所 雑固体焼却設備の不具合について
運転中の雑固体焼却設備において、焼却炉排気筒じんあいモニタの不調を示す信号が発信されたため、保修員が現場で調査した結果、9月4日14時10分頃、当該モニタの除湿器に不具合があることを確認しました。その後、同日14時20分に雑固体焼却設備を停止し、調査した結果、当該モニタの除湿器の撹拌機に不調が確認されたため、予備の撹拌機に取り替えて、9月5日11時00分、当該モニタが正常であることを確認して、通常状態に復旧しました。
今後、引き続き原因調査を実施します。
(印刷用) 伊方発電所 雑固体焼却設備排気筒モニタ系統概略図 (PDF-40KB)
3.伊方発電所3号機 復水器内の復水導電率上昇について
9月6日22時08分、第11回定期検査のため出力降下中の伊方発電所3号機において、2次系水質の異常を示す信号が発信されたため、現地確認した結果、 復水器ホットウェルAの復水導電率が上昇していることを確認し、復水器ホットウェルAの水質を確認した結果、ナトリウムおよび塩素が有意に検出されたこと から、微量な海水が混入したものと推定されました。その後、監視を強化しながら、当初の予定通り、9月7日0時20分に送電を停止して、定期検査を開始しました。
なお、混入した海水は、復水脱塩装置により除去されるため、運転上および停止操作上、問題はありませんでした。
今後、引き続き原因調査を実施します。
(印刷用) 伊方発電所3号機 復水器まわり海水系統概略図 (PDF-19KB)
4.伊方発電所3号機 取水ピットエリアにおける作業員の体調不良について
9月11日11時32分、定期検査中の伊方発電所3号機の取水ピットエリア(管理 区域外)において、定期検査作業に従事していた作業員が体調不良を訴えたため、救急車を要請し、市立八幡浜総合病院へ搬送しました。医師による検査・診断の結果、「熱中症の疑い」と診断されました。
なお、当該作業員の被ばくおよび汚染はありません。
5.伊方発電所 屋外消火栓フランジ部からの漏水について
9月12日10時27分、伊方発電所において、消火訓練のため消火ポンプを運転していたところ、構内の荷揚岸壁付近の屋外消火栓まわりの地面から水が漏れ出ていることを運転員が確認しました。消火ポンプを停止したところ、漏水は停止しました。調査の結果、消火栓と消火配管との接続フランジの無機繊維・ゴム等を混合したガスケットが損傷し、漏えいしていたことが確認されたことから、応急措置 として当該ガスケットをゴム製ガスケットに取り替え、漏えいのないことを確認し、同日17時09分、消火栓の機能を復旧しました。
その後、当該ガスケットを当初の無機繊維・ゴム等を混合したガスケットに取り替えて、9月17日14時00分、漏えいのないことを確認し、通常状態に復旧しました。
今後、引き続き原因調査を実施します。
(印刷用) 伊方発電所 屋外消火配管系統概略図 (PDF-11KB)
6.伊方発電所1号機 2次系ブローダウンタンク排水の冷却水配管からの漏えいについて
9月12日15時45分頃、通常運転中の伊方発電所1号機において、タービン建家地下1階にある2次系ブローダウンタンク排水の冷却水配管の壁貫通部から水が漏れていることを保修員が確認しました。調査の結果、消火用水系統からの分岐である当該冷却水配管からの消火用水の漏えい(1滴/3秒)であることを確認しました。
その後、当該配管と壁の隙間にコンクリート補修材および樹脂を充填し、9月17日14時00分、漏えいのないことを確認しました。
なお、漏えいのあった当該配管は消火用水系統から切り離し、当該冷却水はルートを変更して確保します。
今後、引き続き原因調査を実施します。
(印刷用) 伊方発電所1号機 2次系ブローダウンタンクまわり概略図 (PDF-14KB)
7.伊方発電所1,2号機 予備変圧器温度計の警報回路の不具合について
9月13日11時30分頃、通常運転中の伊方発電所1,2号機の中央制御室において、待機中の予備変圧器の温度高を示す信号が発信し、保修員が確認した結果、現地の警報回路内蔵のダイヤル温度計に不具合があることを確認しました。調査の結果、予備変圧器の温度は正常であり、当該温度計の内部警報回路に不具合を確認したため、当該温度計を新品に取り替え、9月18日11時00分、異常のないことを確認し、通常状態に復旧しました。
なお、当該変圧器内の油温度は、別途設置している警報機能付き温度記録計により監視が可能であり、当該変圧器の機能に問題はありませんでした。
今後、引き続き原因調査を実施します。
(印刷用) 伊方発電所1,2号機 予備変圧器温度警報回路概略図 (PDF-15KB)
8.伊方発電所3号機 湧水系統配管からの漏えいについて
9月23日11時52分頃、定期検査中の伊方発電所3号機の湧水ピットエリア(非管理区域)において、運転員が湧水ピットポンプAの試運転後の現場確認を行っていたところ、床に水が漏れていることを確認しました。調査の結果、湧水ピットに溜まった湧き水を海水管に排水するための配管に2箇所の貫通穴(約2cm×約1cmの楕円形、直径約2cmの円形)が確認されました。
その後、当該配管を取り替え、9月24日11時15分、漏えいのないことを確認し、通常状態に復旧しました。
今後、引き続き原因調査を実施します。
(印刷用) 伊方発電所3号機 湧水ピット排水系統概略図 (PDF-12KB)
9.伊方発電所 屋外埋設消火配管からの漏えいについて
9月23日16時05分頃、伊方発電所において、9月12日に発生した1号機タービン建屋での2次系排水の冷却水配管からの漏えい事象の復旧確認のために 消火ポンプを運転したところ、構内の荷揚岸壁付近の消火配管の弁が設置されているマンホールから水が漏れ出ていることを保修員が確認しました。岸壁付近の 消火配管を隔離した結果、水の漏えいは停止しました。調査の結果、当該弁を取り付けている消火配管の接続部が外れていることが確認されました。
その後、当該消火配管は消火用として使用していないことから、接続が外れた配管を取り外し、閉止フランジを取り付け、9月24日11時15分、漏えいのないことを確認し、通常状態に復旧しました。
今後、引き続き原因究明を実施します。
(印刷用) 伊方発電所 屋外消火配管系統概略図 (PDF-11KB)
10.伊方発電所1,2号機 発電機出力の変動について
9月26日5時18分頃、送電系統への落雷に伴う系統ショックにより、伊方発電所1,2号機の発電機出力に有意な変動が発生しました。
発電機出力の変動は瞬時に収束し、プラントの運転に影響はありませんでした。
参考:落雷場所および発電機出力の変動幅
落雷場所 |
発電機出力の変動幅 |
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北松山連絡線
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1号機 |
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2号機 |
伊方発電所における通報連絡事象の報告書概要(平成20年8月分)
1.伊方発電所3号機 総合排水処理装置建屋火災報知機監視設備の不具合について
- 事 象
その後、火災報知機から中央制御室へ信号を送っている火災報知機監視設備の中継器が故障していることが確認されたことから、故障した中継器を新品に取り替えて、同日8時46分、異常のないことを確認し、通常状態に復旧しました。
なお、信号発信後、直ちに運転員が現場に行き、火災がないことを確認しております。
- 原 因
- 対 策
- 当該中継器を新品に取り替えました。
- 今後とも火災報知機監視設備の定期的な点検を適切に実施するとともに、万一の故障に備え、夜間・休日を問わず、速やかに部品の調達が行える体制を整えることとします。
(印刷用) 伊方発電所3号機 総合排水処理装置建屋火災報知機監視系統概略図 (PDF-18KB)
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