平成21年02月27日
四国電力株式会社

伊方発電所1、2号機中央制御盤等の取替について

当社は、伊方発電所1号機、2号機の中央制御盤および原子炉制御装置をこれまでのアナログ式から、最新の技術を取り入れたデジタル式に取替えるべく準備を進めてまいりましたが、本年2月24日から始まりました2号機第21回定期検査および3月9日開始予定の1号機第26回定期検査において、取替工事を実施することといたしました。

 伊方発電所1号機は昭和52年9月、2号機は昭和57年3月にそれぞれ運転開始して以降、アナログ式の中央制御盤、原子炉制御装置により運転を継続してまいりました。
 今回の取替は、中央制御盤については、これまでの各種改良工事により改造や追加配線工事を実施するスペースが減ってきていること、制御装置については、高経年のアナログ部品の製造中止に伴い調達が困難になっていることなどから、中央制御盤、原子炉制御装置および装置間の配線を一括してデジタル式に取替えることとしたものであります。

取替後は、「総合デジタル化プラント」となり、これまでに比べ、

  • 重要なプラント運転情報を大型表示画面に表示することで運転員全員が一目で運転状況を把握できる。
  • タッチパネル式制御盤の採用により、操作性が向上する。
  • 万一事故が発生し、異常を知らせる警報が多数発信した場合でも、重要性に応じて自動的に分類して表示するため、プラントの状態を速く、正確に把握できる。

などのヒューマンエラー防止も期待でき、発電所の安全性の一層の向上につながるものと考えております。

なお、取替工事期間は、7月中旬までを予定しており、伊方発電所1、2号機は、4ヶ月を超えて運転を停止することになります。この間、当社は、火力発電所の定検時期等を前もって調整するなど供給対策をしっかり実施し、十分な供給力を確保してまいります。

当社としましては、今回の取替工事を着実に実施し、今後の伊方発電所の安全・安定運転の一層の向上を図ってまいります。




以  上

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