平成21年2月 社長定例記者会見の概要

　平成21年2月27日、常盤社長から「伊方発電所1、2号機中央制御盤等の取替」について説明しました。
 

【伊方発電所1、2号機中央制御盤等の取替】

（詳しくは「伊方発電所1、2号機中央制御盤等の取替について」をご覧ください。）

　当社では、伊方発電所1号機は昭和52年9月、2号機は昭和57年3月にそれぞれ運転開始して以降、アナログ式の中央制御盤、原子炉制御装置により運転を継続してまいりました。

　こうした中、

• 中央制御盤につきましては、これまでの各種改良工事により改造や追加配線工事を実施する空きスペースが減ってきていること

• 制御装置につきましては、高経年のアナログ部品の製造中止に伴い調達が困難になっていること

などから、中央制御盤、原子炉制御装置および装置間の配線を一括してデジタル式に取替えることとしたものであります。

　今回の取替によりヒューマンエラー防止など、発電所の安全性の一層の向上につながるものと考えております。

　ちなみに、国内の総合デジタル化プラントとしては、東京電力の柏崎刈羽6、7号、中部電力の浜岡5号、北陸電力の志賀2号のほか、建設中ではありますが、北海道電力の泊3号があり、伊方発電所は、国内で5例目となります。なお、今申し上げた他電力の事例は全て運転開始時からデジタル化している例であり、既設発電所の総合デジタル化は、伊方発電所が国内で初めてとなります。

　なお、取替工事期間は、7月中旬までを予定しており、伊方発電所1、2号機は、4ヶ月を超えて運転を停止することになります。

　当社にとりまして、伊方発電所が同時に2機、定期検査で停止するのは初めてのこととなりますが、そういう状況を想定し、この間の火力発電所の定検時期等を前もって調整するなど供給対策をしっかり実施することにより、十分な供給力を確保してまいります。

　当社としましては、今回の取替工事を着実に実施し、今後の伊方発電所の安全・安定運転の一層の向上を図ってまいります。

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