- 平成21年5月に、当社から愛媛県および伊方町に通報連絡した事象は以下の4件です。これらの事象について、環境への放射能の影響はありませんでした。
事 象 | 発生月日 | 発表月日 | 公表区分 | ||
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5月14日 | 5月14日 | A | ||
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5月17日 | - | C | ||
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5月21日 | - | C | ||
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5月26日 | - | C |
県の公表区分 | A:即公表 |
B:48時間以内に公表 | |
C:翌月10日に公表 |
- なお、今月は、過去に発生した通報連絡事象についての原因と対策をまとめた報告書の提出はありませんでした。
(別紙)伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成21年5月分)
- 伊方発電所1、2号機 保修建家での作業員の負傷について
- 伊方発電所 環境モニタリング盤伝送装置の不具合について
- 伊方発電所1、2号機 送電線の電力変換器の不具合について
- 伊方発電所 警備員の負傷について
伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成21年5月分)
1.伊方発電所1、2号機 保修建家での作業員の負傷について
5月14日14時07分頃、定期検査中の伊方発電所1、2号機の保修建家(管理区域内)において、定期検査工事等で発生した金属廃棄物等を収めた放射性固体廃棄物保管容器(約130cm×約130cm×約90cm重量約770kg)を運搬用台車にて運搬していた作業員3名のうち1名が運搬用台車の前輪に右足を挟まれ、右足の甲付近を負傷しました。
このため、14時35分頃、病院での診察が必要と判断し、社有車で市立八幡浜総合病院に搬送し、医師による診察の結果、「右第5趾骨折」で約1ヶ月の療養を要する見込みと診断されました。
なお、本事象に伴う当該作業員の被ばくおよび汚染はありませんでした。
2.伊方発電所 環境モニタリング盤伝送装置の不具合について
5月17日14時53分、通常運転中の伊方発電所3号機の中央制御室において、伊方発電所屋外放射線測定用のモニタリングポストNo.4の異常を示す信号が発信しました。調査の結果、緊急時対策所の環境モニタリング盤の伝送装置の一部に異常があったため、当該モニタリングポストで測定している高レンジ線量率が中央制御室に表示できていなかったことが判明しました。
このため、当該部品を予備品に取り替えて、5月18日15時00分、異常のないことを確認し、通常状態に復旧しました。
なお、高レンジ線量率は当該モニタリングポストおよび緊急時対策所で正常に表示されていたことと、低レンジ線量率が中央制御室に正常に表示されていたことから、復旧までの間、伊方発電所屋外の放射線線量率に異常がなかったことを確認しています。
(参考)
(印刷用)伊方発電所 モニタリングポストNo.4 概略構成図 (PDF-13KB)
3.伊方発電所1、2号機 送電線の電力変換器の不具合について
5月21日17時30分頃、定期検査中の伊方発電所1、2号機の屋内開閉所(管理区域外)において、4回線ある18万7千ボルト送電線のうち、伊方南幹線1号線の電力値を中央給電指令所に表示するための電力変換器に不具合があることを保修員が確認しました。
このため、当該変換器を予備品に取り替えて、5月22日11時20分、異常のないことを確認し、通常状態に復旧しました。
なお、復旧までの間、送電線の系統に異常はなく、伊方南幹線1号線の電力については、大洲変電所にて監視可能であり、問題ありませんでした。
(印刷用)伊方発電所1、2号機 送電線概略系統図 (PDF-16KB)
4.伊方発電所 警備員の負傷について
5月26日9時頃、伊方発電所構内への出入口ゲート付近で警備をしていた警備員がめまいにより転倒し、その際に顔面を負傷しました。
このため、9時20分頃、病院での診察が必要と判断し、協力会社の車で八幡浜市保内町の病院に搬送し、医師による診察の結果、「右頬部右眉毛部挫創」で2週間程度の通院加療が必要と診断され、縫合処置を行いました。
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