平成21年06月26日
四国電力株式会社

平成21年6月 社長定例記者会見の概要

 平成21年6月26日、常盤会長から会長就任の挨拶を行った後、千葉社長から「第85回定時株主総会の概要」、「役員人事」について説明しました。合わせて、新社長としての抱負を述べました。
 

 【常盤会長ご挨拶】

 本日開催いたしました株主総会後の取締役会におきまして、会長就任が正式に決まりましたので、一言ご挨拶申し上げます。
 社長に就任して以来、この4年間を振り返ってみますと、新潟中越沖地震の発生や資源エネルギー価格の乱高下、さらには地球温暖化問題と低炭素社会づくりへの大きな流れなど、電気事業にとりまして激動の時代でありました。
 こうした中、私は、経営の舵取りにあたり、目先の変化にとらわれることなく、常に、当社事業を推進していく上での原点、すなわち“電力の安定供給の確保”“お客さまサイドに立った行動”といった視点から考えを巡らせ、判断を行ってまいりました。また、先輩たちから連綿と受け継がれてきた良き風土、土壌をバックグランドとした当社の強みを「スモールメリット」と名づけ、日々の事業活動において積極的に活かしていくことを繰り返し訴えてまいりました。
 この4年間に私が手がけた事業、とりわけプルサーマル導入や坂出LNGプロジェクトなど、当社の最重要課題と位置づけてきた事業は、幸いにも、順調に進捗し、ほぼ軌道に乗ってまいりました。
 こうした成果は、関係会社を含めグループ従業員全員が、私の経営スタンスを理解し、それぞれの持ち場で努力を積み重ねてくれた結果であると考えており、嬉しく思っているところであります。
 当社を取り巻く先行きの事業環境は、依然として、不透明かつ流動的であり、取り組むべき課題は、ますます複雑多岐になってくると思われます。
 私は、今後、当社会長として、また四国経済連合会会長として社外の活動にも力を注ぐことになりますが、そこで得られる経験も活かしながら、千葉社長以下の新体制と一体となって、諸課題に共に対処してまいる所存であります。


【第85回定時株主総会の概要】

(詳しくは 「第85回定時株主総会の概要」をご覧ください。)

 本日の総会は、午前10時に始まり、11時16分に終了いたしました。所要時間は1時間16分であります。
 出席された株主数は、当日出席のほか、前日までに書面およびインターネットにより議決権を行使された株主をあわせますと、2万6,611人、その議決権数は152万2,050個でした。総議決権数に対する行使された議決権数の割合、いわゆる議決権行使率は、68.1%でありました。
 議事は大西会長が議長となり、所定の報告事項ならびに5つの決議事項について、説明・審議が行われました。株主の皆さまからは、「プルサーマル発電への取り組み」、「配当政策」などについてのご質問をいただきました。
 当社としましては、これからも株主の皆さま方の負託に応えるべく、長期的かつ継続的な企業価値の向上を目指して、しっかりと経営にあたってまいりたいと思います。


【役員人事】

(詳しくはPDFマーク「人事異動」(PDF-228KB)をご覧ください。)

 株主総会後の取締役会において決定いたしました役員人事につきまして、ご説明いたします。既に4月の記者会見において、内定としてお伝えしましたとおり、
・取締役社長の 常盤 百樹(ときわ ももき) が 取締役会長に、
・私         千葉  昭(ちば あきら) が 取締役社長に、
・常務取締役の 眞鍋 省三(まなべ しょうぞう)、石ざき 幸人(いしざき ゆきひと)、洲之内 徹(すのうち とおる)が 取締役副社長に
それぞれ昇格いたしました。 

 また、常務取締役には、
・引き続き留任する 武井 邦夫(たけい くにお) に加え、
・取締役の 柿木 一たか(かきのき かずたか)、河合 幹夫(かわい みきお) および
・上席支配人の 中村 有無(なかむら あむ)、家たか 順一(いえたか じゅんいち)、津田 富造(つだ とみぞう)が
それぞれ就任いたしました。


【新社長としての抱負】

 社長就任にあたり、私の抱負を少し申し上げたいと思います。
 当社ならびに当社グループは、先行きを見通し難い「変化の時代」に置かれています。こうした時代だからこそ、私は、環境変化に適合できる事業基盤の強化に努め、常に「変化の一歩先を見据えた経営」を心がけてまいりたいと思います。
 その中で、まず、当面の課題としては、大西前会長・常盤前社長がこれまでに道筋をつけてこられた路線をしっかりと継承し、結実させることであります。
 すなわち、「伊方発電所1、2号機の中央制御盤取替」、「プルサーマル計画の推進」、さらに「坂出LNGの導入」などの重要プロジェクトにつきましては、グループの総力を挙げて、その完遂に万全を期してまいります。
 その上で、中長期的視点に立って諸課題を展望し、よんでんグループとして、今後の進むべき方向性を明らかにしていきたいと考えております。
 具体的な内容については、これから議論を深めていくことになりますが、“地域やお客さまへの貢献”ということを共通の価値観とし、5年先、10年先をしっかりと見据えながら、グループが目指すビジョンづくりに取り組んでまいりたいと考えております。

以  上

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