定期検査における調整運転中の伊方発電所2号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力56万6千キロワット)において、本日12時23分、補助給水ポンプ(蒸気駆動型)の保温手直し作業を実施していた保修員が、誤ってトリップ機構のレバーに触れて、同ポンプが起動不能状態になり、原子炉施設保安規定で定める運転上の制限を一時的に逸脱した状態になりました。
なお、直ちにリセット操作を実施し、3秒後に復旧しております。
本事象によるプラントの運転への影響および環境への放射能の影響はありません。
(参考)
○補助給水ポンプ
補助給水ポンプとは、蒸気発生器への通常の給水ができなくなった場合に、これをバックアップするためのポンプ。
2号機には、蒸気駆動型の補助給水ポンプ1台と電動機駆動型の補助給水ポンプ2台を設置している。通常時は3台とも待機状態にあり、定期的に運転して異常のないことを確認している。
以 上
添付資料 伊方発電所2号機 タービン動補助給水ポンプまわり概略系統図
(印刷用)伊方発電所2号機
タービン動補助給水ポンプまわり概略系統図 (PDF-20KB)
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