平成21年09月25日
四国電力株式会社

伊方発電所3号機 復水導電率の上昇について

通常運転中の伊方発電所3号機(加圧水型、定格電気出力89万キロワット)において、2次系水質の異常を示す信号が発信し、復水器B水室の復水導電率の上昇を確認したことから、当該水室内の復水の水質分析を実施しました。

その結果、本日10時30分頃、ナトリウムおよび塩素が検出され、微量な海水が復水器内に混入したものと推定されました。

なお、混入した海水は、復水脱塩装置により除去されるため、運転継続に問題はありません。

今後、監視強化を行うとともに、計画的に調査します。

本事象による環境への放射能の影響はありません。

また、本事象は、国の法律に基づく報告事象に該当するものではありません。

 

(参考)

○復水器

細管内に海水を通して低圧タービンから出た蒸気を冷却し、2次系冷却水に戻す機器。

 ○復水導電率

導電率とは、電気の流れやすさを示す割合で、電気抵抗の逆数です。

復水器細管内から海水が2次系冷却水に混入した場合などに復水の電気抵抗が小さくなり導電率が上昇します。

以    上

 

添付資料 伊方発電所3号機 復水器まわり系統概略図

 


添付資料

伊方発電所3号機 復水器まわり系統概略図

  (印刷用)伊方発電所3号機 復水器まわり系統概略図  (PDF-18KB)

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