1.電力需要
電灯電力需要は、前年同期に比べ6.2%減の201億85百万kWhとなりました。
このうち、電灯は、7月から9月の気温が前年に比べ低めに推移し、冷房需要が減少したことなどから、1.9%減となりました。また、産業用の大口電力は、景気低迷を背景に生産水準が低い状況が続いていることなどから、14.3%減となりました。
また、電力他社への融通送電等は、前年同期に比べ49.2%減の24億93百万kWhとなりました。
この結果、合計では、前年同期に比べ14.2%減の226億78百万kWhとなりました。
2.電力供給
水力発受電電力量は、当期が記録的な渇水(過去2位)となったことから、前年同期に比べ23.6%減の19億20百万kWhとなりました。
また、原子力発電電力量は、定期検査による発電所の稼働減などから、前年同期に比べ3.7%減の108億94百万kWhとなりました。
この結果、火力発受電電力量は、19.7%減の123億39百万kWhとなりました。
3.収支
営業収益(売上高)は、電灯電力需要や融通送電量の減少などにより、前年同期に比べ672億円(△14.5%)減収の3,955億円となりました。
一方、営業費用は、燃料価格の低下や火力発受電電力量の減により、需給関連費(燃料費+購入電力料)が減少したことなどから、合計では、前年同期に比べ700億円(△16.4%)減少の3,566億円となりました。
この結果、営業利益は、前年同期に比べ28億円(7.9%)増益の388億円となり、支払利息など営業外損益を差引き後の経常利益は、37億円(12.6%)増益の336億円となりました。
また、法人税等差引き後の四半期純利益は、26億円(13.9%)増益の209億円となりました。