平成22年01月27日
四国電力株式会社

平成22年1月 社長定例記者会見の概要

 平成22年1月27日、千葉社長から「平成21年度 第3四半期連結決算の概要」、「坂出発電所2号機リプレース計画」について説明しました。

 

【平成21年度第3四半期 連結決算の概要】

(詳しくは「平成21年度第3四半期 連結決算の概要」をご覧ください。)

(需要) 
 平成21年度第3四半期の電灯電力需要は、前年同期に比べ6.2%減の201億85百万kWhとなりました。
 このうち、電灯は、7月から9月の気温が前年に比べ低めに推移し、冷房需要が減少したことなどから、1.9%減となりました。
 また、産業用の大口電力は、景気低迷を背景に生産水準が低い状況が続いていることなどから、14.3%減となりました。
 電力他社への融通送電等は、前年同期に比べ49.2%減の24億93百万kWhとなりました。
 この結果、合計では、前年同期に比べ14.2%減の226億78百万kWhとなりました。

(供給)
 
水力発受電電力量は、当期が記録的な渇水(過去2位)となったことから、前年同期に比べ23.6%減の19億20百万kWhとなりました。
 また、原子力発電電力量は、定期検査による発電所の稼働が減少したことなどから、前年同期に比べ3.7%減の108億94百万kWhとなりました。
 この結果、火力発受電電力量は、19.7%減の123億39百万kWhとなりました。

(収支)
 
営業収益いわゆる売上高は、電灯電力需要や融通送電量の減少などにより、前年同期に比べ14.5%減、672億円減収の3,955億円となりました。
 一方、営業費用は、燃料価格の低下や火力発受電電力量の減により、需給関連費が減少したことなどから、合計では、前年同期に比べ16.4%減、700億円減少の3,566億円となりました。
 以上の結果、営業利益は、前年同期に比べ7.9%増、28億円増益の388億円となり、支払利息など営業外損益を差引いた後の経常利益は、12.6%増、37億円増益の336億円となりました。
 また、法人税等の差引き後の四半期純利益は、13.9%増、26億円増益の209億円となりました。



【坂出発電所2号機リプレース計画】

(詳しくは「坂出発電所2号機リプレース計画について」をご覧ください。)

 当社は、この度、CO2排出削減への対応や火力設備の経年化対策などを目的として、坂出発電所2号機についてLNGコンバインドサイクル発電方式へリプレースすることといたしました。
 坂出地区へのLNG導入プロジェクトについては、1月9日にマレーシアからのLNG第1船の受け入れが完了し、現在、LNG基地および坂出発電所4号機において、3月末の営業運転開始に向け、試運転を進めているところです。また、坂出発電所1号機についても、本年8月の営業運転開始を目指し、順調に工事を進めております。
 これに今回の2号機のリプレース計画を加え、坂出発電所に4基ある発電設備のうち、合計3基がLNGを燃料とする発電方式となります。

 今回の計画は、石油およびコークス炉ガスを燃料とする出力35万kWの従来の2号機を廃止し、新たにLNGを燃料とする出力28万kW級のコンバインドサイクル発電設備を建設するもので、熱効率もこれまでの約43%から約57%まで高めることができると考えています。
 建設地点は、坂出発電所東側の隣接地を新たに取得して建設する計画としております。
 今後、平成22年度より環境アセスメント手続きを進め、平成26年度の工事着工、平成28年度の営業運転開始を目指して、地域の皆さまや関係される方々のご理解とご協力を賜りながら、本計画の着実な実施に向けて取り組んでまいります。
 当社は、坂出でのLNGプロジェクトの推進によって、電力の安定供給基盤の構築に取り組むとともに、低炭素社会の実現に貢献してまいります。

以上





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