定期検査中(電気出力75%までの出力上昇中)の伊方発電所3号機(加圧水型、定格電気出力89万キロワット)タービン建屋1階(管理区域外)において、湿分分離加熱器A号機およびB号機の加熱蒸気配管に設置しているドレン弁が閉状態であるにもかかわらず、下流のドレン受けから、放射能を含まない少量の蒸気が漏れていることを発見しました。
このため、本日9時30分、補修することとしましたが、調査の結果、このドレン弁に不具合はないことが判明しました。
漏洩箇所は、湿分分離加熱器のドレンタンク2台の別のドレン弁であり、ここから漏れた少量の蒸気が、当該ドレン受けに廻りこみ漏れていたことを確認したため、当該弁の増し締め等を行ったところ、蒸気漏れは停止しました。
2台のドレン弁については、現状では問題ありませんが、念のため次回の定期検査で点検することとします。
本事象による環境への放射能の影響はありません。
本事象は、法律に基づく国への報告事象に該当するものではありません。
(参考)
○湿分分離加熱器
高圧タービンで使用した蒸気を低圧タービンでもう一度使えるように、蒸気の湿分を取り除き、温度を上げる設備。3号機はA、B2台設置している。
以上
(添付資料) 伊方発電所3号機 湿分分離加熱器まわり概略系統図
(印刷用)伊方発電所3号機 湿分分離加熱器まわり概略系統図 (PDF-15KB)