1.経済動向
四国経済は、厳しい雇用情勢を背景に個人消費が総じて低調で、依然厳しい状況にあるものの、生産活動に緩やかながら持ち直しの動きが見られ、設備投資にも下げ止まりの兆しが窺えます。
項目 |
内容 |
個人消費 |
環境対応車への優遇税制などの政策効果も見られるものの、総じて低調 |
設備投資 |
下げ止まりの兆し |
生産 |
緩やかながら持ち直しの動き |
景況感 |
改善傾向 |
雇用 |
緩やかながら改善が見られるものの、厳しい状況 |
【主要経済指標の推移】
○個人消費[新車販売台数]
[大型小売店販売額(全店舗)]
○設備投資[設備投資計画]
○生産[鉱工業生産指数]
○景況感[景気ウォッチャー調査]
○雇用[有効求人倍率]
2.大口電力の推移
産業用の大口電力については、本年2月に対前年伸び率が17ヶ月ぶりのプラスに転じて以降、3ヶ月連続で前年を上回る状況が続いているが、電力量の水準としては、20年度上期平均と比べると、およそ1割低い水準に止まっており、リーマンショック以前の水準にまで需要が回復していくには今しばらくの時間を要するものと見ている。
[業種別対前年伸び率の推移]
[大口電力の電力量水準(20年度上期平均を100とした場合の指数)の推移]