通常運転中の伊方発電所3号機(加圧水型、定格電気出力89万キロワット)の燃料取扱棟(管理区域内)において、1、2号機(加圧水型、定格電気出力各56万6千キロワット)用一次冷却材ポンプ予備インターナル(ポンプ内部部品)の点検の準備作業を実施していたところ、昨日13時48分、予備インターナルを水中保管している容器の水位確認用ホースより、床に保管用水が漏れていることを保修員が確認しました。
その後、当該ホースを接続している弁を閉止し、漏えいは停止しました。
調査の結果、漏えい量は約450リットルで、微量の放射能(放射能量:約5.4×105ベクレル)を含んでいることを確認しました。
漏えいした保管用水の大半は液体廃棄物処理系統へ回収し、残りを紙ウエスで拭き取るとともに、燃料取扱棟の床を養生していたポリシート等を除去しました。
今後、引き続き、詳細を調査します。
本事象によるプラント運転への影響はありません。また、作業員の被ばくおよび環境への放射能の影響もありません。
本事象は、法律に基づく国への報告事象に該当するものではありません。
以上
(添付資料) 伊方発電所 一次冷却材ポンプインターナル保管容器概略図
伊方発電所 一次冷却材ポンプインターナル保管容器概略図
(印刷用)
伊方発電所 一次冷却材ポンプインターナル保管容器概略図 (PDF-14KB)