平成22年06月30日
四国電力株式会社

中学校向け「エネルギー教育用指導解説書」の制作・寄贈について

 当社では、次世代層に対してエネルギー・環境問題について理解を深めていただき、問題解決に向けた取り組みを支援することを目的に、平成14年度以降、『総合的な学習の時間』等を活用して各学校で講義や実験を行う「出前エネルギー授業」をはじめ、施設見学会や科学イベントの開催など積極的なエネルギー教育支援活動を展開しております。

 このたび、こうした取り組みの一環として、昨年制作した小学校向けのエネルギー教育用指導解説書に引き続き、新「学習指導要領」※に対応した中学校向けの指導解説書「地球環境とエネルギー」を制作し、本日、四国内の各中学校と教育機関への寄贈を開始いたしました。

 本指導解説書は、中学校において新「学習指導要領」が全面実施されることを踏まえ、実際の授業の中でご活用いただくなど、各学校での充実したエネルギー教育の実践を支援するために制作したもので、教員用の解説書(冊子)と生徒用の資料を含む電子データ(CD)で構成されております。
 また、各教科毎に学習内容を編集するとともに、指導のポイントや他の教科との関連性を表記するなど、教科横断的にエネルギー教育が実践できるように工夫するとともに、授業内容に応じて自由に選択または組み合わせて学習できるようにしております。

 当社では、「出前エネルギー授業」でも本指導解説書を積極的に活用するとともに、先生方のご意見もいただきながら、さらなる内容の充実を図ってまいりたいと考えております。
 

※  学習指導要領 : 各学校における教科の目標や内容、指針等を示した国の教育課程基準。平成20年に改訂された新指導要領では、エネルギーや環境に関する学習項目が拡充され、中学校では平成24年度から全面実施の予定。

 


以上

(参考資料) 中学校向け「エネルギー教育用指導解説書」について


参考資料)

中学校向け「エネルギー教育用指導解説書」について

1.指導解説書の概要
○名称     「地球環境とエネルギー」
○仕様     電子データ(CD)付き指導者用解説書 全200ページ
○監修     高知工科大学 システム工学群 八田章光教授
○編集協力  財団法人四国産業・技術振興センター
○制作部数   3,000部

2.主な構成・内容

序章

○目次(新「学習指導要領」との関連)
○巻頭言(高知工科大学 システム工学群 八田章光教授)
○本指導解説書の使い方

理科

第1分野

エネルギーの概念と形態、電流の基礎知識、各種発電のしくみ

第2分野

地球環境問題、二酸化炭素と地球温暖化

社会

地理的分野

世界と日本のエネルギー事情、資源の有限性と輸入先・利用用途

歴史的分野

エネルギー利用とくらしの変化、電気の歴史

公民的分野

地球温暖化対策、低炭素社会に向けた取り組み

技術・家庭

エネルギー変換利用、省資源・省エネルギー

総合的な学習の時間

電力の安定供給に向けた取り組み、電力会社の環境保全対策

参考資料

○資源・新エネルギー・原子力・リサイクル等に関する情報
○エネルギーに関する学習の進め方
○出前エネルギー授業や伊方発電所見学会のご案内

冊子版、CD版の画像





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