伊方発電所1号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力56万6千キロワット)は、5月14日から第27回定期検査を実施しておりますが、本日14時50分、送電を開始しましたのでお知らせいたします。
今後、徐々に出力を上げながら各種試験を行い、7月15日頃には定格熱出力に到達した後、8月5日に経済産業省の総合負荷性能検査を受けて、定期検査を終了する予定です。
以上
(参考)
1.伊方発電所1号機第27回定期検査実績
定検開始:平成22年5月14日
臨界 :平成22年7月11日
送電開始:平成22年7月12日(停止日数60日)
2.送電開始後の主な検査
主な検査名 |
検査概要 |
炉物理検査 |
原子炉内の核分裂の状況および主要な運転データなどを測定し、原子炉が所定の性能を有していることを確認する。 |
総合負荷性能検査 |
定格熱出力で運転を行い、プラントが安定して運転できることを総合的に確認する。 |
3.定期検査中に実施した主要な工事
(1)格納容器再循環サンプスクリーン取替工事
上記スクリーンは、事故時における非常用炉心冷却系統の水源となる格納容器再循環サンプへの異物混入を防止するために設置しているフィルタです。
今回の定期検査において、同スクリーンの性能向上(面積の拡大)のため、既設のスクリーンを撤去のうえ、形式を変更した新たなスクリーンを設置しました。
(2)耐震性向上工事
耐震安全性に関する信頼性を更に向上させる観点から、原子炉補機冷却水設備配管等の支持構造物の補強を行いました。
(3)所内変圧器取替工事
所内変圧器の信頼性の向上を図る観点から、当該変圧器を取り替えました。
添付資料-1 伊方発電所第1号機 格納容器再循環サンプスクリーン取替工事
添付資料-1
伊方発電所第1号機 格納容器再循環サンプスクリーン取替工事
既設の格納容器再循環サンプスクリーンを撤去のうえ、形式を変更し、性能の向上(面積の拡大)を図った新たな格納容器再循環サンプスクリーンを設置した。
(印刷用)
伊方発電所第1号機 格納容器再循環サンプスクリーン取替工事 (PDF-29KB)
耐震性向上工事の概要
【工事概要(例):配管支持構造物】
所内変圧器取替工事概要
(印刷用)
所内変圧器取替工事概要 (PDF-13KB)