通常運転中の伊方発電所1号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)において、8月11日2時32分、1次系弁からの漏えい監視のため測定している配管の温度が高くなったとの信号が発信しました。
調査の結果、漏えいを示す他のパラメータに異常はないことから、弁からの漏えいはないことを確認し、1次系弁漏えい監視装置の信号の送受信器の不具合により、信号が発信したものと推定しました。
本事象によるプラント運転への影響および、環境への放射能の影響はありません。
(8月11日 お知らせ済み)
その後、当該送受信器を取り替えて、正常な温度を指示していることを確認し、本日10時00分、通常状態に復旧しました。
今後、引き続き、詳細を調査します。
(参考)
○1次系弁漏えい監視装置
漏えいが発生した場合、高温の漏えい水が配管内を流れ、配管の温度が上昇する。配管表面の温度を常時測定することにより、漏えいが生じていないことを監視する装置。
以上
添付資料 伊方発電所1号機 1次系弁の漏えい監視用温度測定概要図
伊方発電所1号機 1次系弁の漏えい監視用温度測定概要図
(印刷用) 伊方発電所1号機 1次系弁の漏えい監視用温度測定概要図 (PDF-16KB)