通常運転中の伊方発電所3号機(加圧水型、定格電気出力89万キロワット)において、廃棄物処理建屋の換気空調系の点検を実施していたところ、本日10時38分、廃棄物処理建屋排気ファン3Bの電源の異常を示す信号が発信しました。
調査の結果、廃棄物処理建屋排気ファン3Bの電源用遮断器(管理区域外)の一部に過熱による黒い変色を確認しました。
このため、12時10分、消防署に連絡しました。消防署の調査の結果、13時36分、本事象は火災には該当しないと判断されております。
なお、残りの排気ファン2台に異常はなく、1台で必要な能力を有していることから、廃棄物処理建屋の換気空調に影響はありません。
今後詳細について調査を実施するとともに、準備が整い次第、当該遮断器を予備の遮断器に取り替えることとします。
本事象によるプラント運転への影響はありません。また、環境への放射能の影響もありません。
本事象は、法律に基づく国への報告事象に該当するものではありません。
(参考)
○廃棄物処理建屋
管理区域内で発生した床ドレンや機器排水などを濃縮処理した液体廃棄物をセメント固化する建屋。
○廃棄物処理建屋排気ファン
廃棄物処理建屋の換気空調のためのファンで、A、B、Cの3台設置されており、1台で100%の能力を有する。
以上
伊方発電所廃棄物処理建屋排気系統概略図
(印刷用) 伊方発電所廃棄物処理建屋排気系統概略図 (PDF-10KB)