当社では、これまで蓄積した電気事業運営のノウハウや当社グループの人材などの経営資源を活用した事業拡大の有望分野として、海外IPP事業(独立系発電事業)に積極的に取り組んでおります。
このうち、カタール国のラスラファンC発電・造水プロジェクトにつきましては、5月31日にプロジェクトの竣工式が開催される予定です。また、オマーン国のバルカ3/ソハール2プロジェクトにつきましては、現在、建設工事が順調に進行しております。
【カタール国 ラスラファンC発電・造水プロジェクト】
■竣工式
現地要人やプロジェクト関係者が一堂に会し、本プロジェクトの竣工式が開催される予定です。
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竣工式の概要 |
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・日時 |
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本年5月31日(火)午前10時30分~12時 [現地時刻] |
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・場所 |
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ラスラファン工業地区内 特設会場 |
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・主要出席者 |
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ハマド カタール国首長 |
■当社の関与
当社はこれまで複数名の技術者を現地に派遣し、保守実施体制・組織の構築、定期点検計画の策定、保守作業マニュアルの整備など、プロジェクトの着実な推進の一端を担って参りました。今後につきましても、プラントの安定運転や事業の収益向上に向け、積極的に関与して参ります。
■カタール国プロジェクト概要
プロジェクト名 |
ラスラファンC |
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プロジェクト位置図 |
発電設備 |
273万kW GTCC*発電設備 |
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造水設備 |
29万トン/日 造水(海水淡水化)設備 |
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当社出資比率 |
5% |
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当社参画時期 |
2008年7月 |
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電力・水の販売期間 |
2011年4月~2036年3月(25年間) |
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電力・水販売先 |
カタール電力・水公社(KAHRAMAA) |
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総事業費 |
約39億米ドル |
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燃料供給元 |
カタール石油公社(QP) |
*GTCC:ガスタービンコンバインドサイクル
■現地写真
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発電設備 |
造水設備 |
【オマーン国 バルカ3/ソハール2発電プロジェクト】
■プロジェクト進捗状況
昨年9月に建設に着工して以来、両プロジェクトとも建設工事が計画通りに進捗しております。具体的には、ガスタービン、排熱回収ボイラ、燃料タンクなどの基礎工事や中央制御室、管理ビルの建設などを実施中です。
オマーン国内での旺盛な電力需要の伸びに対応するため、両プロジェクトとも、まずは2012年5月のガスタービン発電機による部分運開を目指し、最終的には、2013年4月の蒸気タービン発電機も加えたコンバインドサイクルでの全面運開を予定しております。
■当社の関与
現在、事業会社の取締役会への出席等を通じ、計画に沿ったプロジェクト進捗に向けた提言・提案を行っているところです。
また、2014年からプロジェクト事業会社のCFO(財務責任者)として当社社員を派遣し、プロジェクト運営の実務を担う予定となっております。
■オマーン国プロジェクト概要
プロジェクト名 |
バルカ3 |
ソハール2 |
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プロジェクト位置図 |
発電設備 |
74.4万kW GTCC発電設備 |
74.4万kW GTCC発電設備 |
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当社出資比率 |
11% |
11% |
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当社参画時期 |
2010年5月 |
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事業期間 |
建設期間:2010年9月~2013年3月 |
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電力販売先 |
オマーン電力・水調達会社(OPWP) |
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総事業費 |
約17億米ドル |
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燃料供給元 |
オマーン石油ガス省(MOG) |
■現地写真
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基礎工事(バルカ3) |
基礎工事(ソハール2) |