平成23年08月30日
四国電力株式会社

伊方発電所1号機第28回定期検査の実施について

 伊方発電所1号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力56万6千キロワット)は、9月4日から運転を停止し、第28回定期検査を以下のとおり実施する予定です。
 なお、東日本大震災による津波に起因する福島第一・第二原子力発電所の事故を踏まえて、伊方発電所の更なる安全確保に万全を期すために必要となる重要な機器について、詳細な点検を実施します。


1.主なスケジュール

定検開始日:平成23年9月4日
送電開始日:平成23年11月16日(目処
定検終了日:平成23年12月15日(目処

※福島第一原子力発電所の事故等を踏まえて、定期検査期間・停止期間は延長する可能性があります。
 

2.検査を実施する主な設備

原子炉および原子炉冷却設備
計測制御系統設備
燃料設備
原子炉格納設備
放射線管理設備
廃棄物処理設備
非常用予備電源設備
タービン、発電機および付属設備
 

3.安全系機器に係る特別点検

 東日本大震災による津波に起因する福島第一・第二原子力発電所の事故を踏まえて、重要な機器について詳細な点検を実施します。

 ○主な対象機器(※は追加点検機器)
・非常用ディーゼル発電機1A、1B
・海水ポンプ1A、1B、1C、1D
・タービン動補助給水ポンプ


4.燃料集合体の取替

 燃料集合体全数121体のうち、28体を新燃料に取り替える予定です。


5.定期検査中に実施する主要な工事等

(1)湿分分離加熱器取替工事
 平成18年に取り替えて以降、内部品の溶接部等において割れが発生したことから、長期的な健全性に万全を期すため、湿分分離加熱器を全台取り替えます。

(2)耐震性向上工事
 耐震安全性に関する信頼性を更に向上させる観点から、原子炉補機冷却水設備配管等の支持構造物の補強を行います。

(3)原子炉容器監視試験片の取り出し
 愛媛県からの要請により、原子炉容器監視試験片の取り出しを今回の定期検査で前倒しして実施することとしました。なお、監視試験片の試験結果については、平成25年に得られる予定です。




以上

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