通常運転中の伊方発電所2号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)において、1次冷却材モニタの指示値が、通常、約145μSv/h(警報設定値430μSv/h)のところ、約148μSv/hに変動していることを確認したことから、8月18日9時30分、念のため当該モニタの点検を実施することとしましたが、点検の結果、当該モニタに異常は確認されませんでした。
本事象によるプラント運転への影響はありません。また、環境への放射能の影響もありません。
(8月19日 お知らせ済み)
その後、当該モニタについて、近傍に同型式のモニタを設置して複数のモニタで監視を行うとともに、詳細調査を実施しましたが異常は認められませんでした。
また、その後、1次冷却材モニタの指示値は通常の値に戻り、指示値に異常は見られません。
これらのことから、本日13時40分、通常状態に復帰したと判断しました。
なお、1次冷却材の分析も継続して実施していましたが、燃料漏えいの兆候は認められませんでした。
(参考)
○1次冷却材モニタ
1次冷却材中の放射線量を測定し、燃料の漏えい監視のために設置しているモニタ。
以上
伊方発電所2号機 1次冷却材系統概略図
(印刷用) 伊方発電所2号機 1冷却材系統概略図 (PDF-14KB)