当社は、東日本大震災に係る複数の事業者の報告書の内容に誤りが確認されたことを踏まえた国の指示※に基づき、当社の報告内容について誤りがないか調査するとともに、伊方1号機起動変圧器の耐震評価のデータ誤り(公表済み)について、その原因と再発防止対策を取りまとめ、本日、原子力安全・保安院に報告しました。
調査の結果、国の指示に基づいて調査した当社の報告内容に新たな誤りは確認されませんでした。
また、伊方1号機起動変圧器の耐震評価のデータ誤りについては、メーカにおける耐震計算において、手書きの原図を縮小コピーした図面を使用したことから、数値を読み間違っていたことを確認しました。
このため、今後の再発防止策として、当社から委託する解析作業などにおいてメーカが図面データから数値を読み取る場合は、原図を用いるなどにより確実にデータを抽出することとし、当社はメーカの再発防止策が適切に実施されていることを品質保証監査において確認することとします。
当社は、今後、同様のデータ誤りが発生しないよう、報告書作成等における品質管理の向上を図り、再発防止に努めていきます。
※国の指示
「緊急安全対策等の報告書における誤りの有無の調査等について(指示)」(平成23年9月15日付)
報告書緊急安全対策等の報告書における誤りの有無の調査結果等について(報告)(PDF-165KB)
以上