中部電力株式会社(以下「中部電力」)、北陸電力株式会社(以下「北陸電力」)、関西電力株式会社(以下「関西電力」)、中国電力株式会社、四国電力株式会社(以下「四国電力」)、九州電力株式会社の6社(以下「中西日本6社」)は、この度、相互に協力し地域間連系線を活用した中西日本における風力発電導入拡大を図ることについて合意いたしました。
具体的には、中西日本6社において風力発電の導入拡大に伴い出力変動に対応する調整力に余裕がなくなる会社から、地域間連系線を通じて電力を送電することで調整力を確保し、風力発電の導入拡大を図ることを基本的な枠組みとします。
その中でも、まず先行した取り組みとして、今後風力発電の導入が進むと風力発電の出力変動に対応する調整力に余裕がなくなる北陸電力および四国電力から、系統容量の比較的大きな中部電力および関西電力に電力を送電し、北陸電力および四国電力が必要な調整力を確保することで、中西日本における風力発電の導入拡大を図ることについて、具体化の検討を行います。
本取り組みにより、北陸電力エリアおよび四国電力エリアの風力発電導入量をそれぞれ20万kW程度拡大することを目指します。その結果、両エリアの風力発電導入量は概ね倍増する規模になるものと考えております。
なお、具体化の検討が終了次第、風力発電事業者の受付を行う予定です。
今後も引き続き中西日本6社は、さらなる風力発電導入量拡大に向け、取り組んでまいります。
別紙 中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みの概要
以上
中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みの概要
【概要】 ・風力発電の導入に関しては、風力発電の出力変動が電力系統に与える影響を評価しながら、段階的に拡大 ・新たな取り組みとして、中西日本6社において、地域間連系線を活用した風力発電の導入拡大を検討 まず先行した取り組みとして、調整力に余裕の少ない北陸電力・四国電力から中部電力・関西電力に電力を送電し、北陸電力・四国電力の調整力を増加することにより、中西日本における風力発電の導入拡大を図る。 |
(印刷用) 中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みの概要 (PDF-32KB)