今夏の電力需給を巡っては、伊方発電所全号機が停止する中、極めて厳しい需給状況となることが想定されるため、当社では、あらゆる供給力対策を講じるとともに、お客さまにも7%以上の節電をお願いさせていただくなど、安定供給の確保に万全を期すこととしております。
こうした状況の下、万が一のセーフティネットとして準備する計画停電の具体的スキームについて、関係省庁とも調整しながら検討を進めてまいりましたが、このたび、別紙のとおり、その内容を取り纏めましたのでお知らせいたします。
なお、今夏、当社において、計画停電が想定されるケースとしては、猛暑時に大型電源が脱落し、さらに他電力会社からの応援融通が受けられないといった条件が重なった場合であり、実施の可能性は極めて低いと考えております。
また、計画停電の実施は、社会的な影響が非常に大きいことから、不実施が原則であり、当社としては、そのような事態に至ることのないよう、引き続き、供給力の確保に努めるとともに、設備の運用・保全に細心の注意を払い、トラブルの未然防止に全力を尽くしてまいります。
お客さまには、ご迷惑をおかけし大変申し訳ございませんが、何卒、より一層の節電にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
以上
添付資料1:計画停電グループの市町村別内訳(PDF-109KB)
添付資料2:計画停電を実施する場合の基本スケジュール(PDF-25KB)
計画停電の具体的な実施スキームについて
1.停電回数・時間・期間
・1日1回を原則とし、1回当たりの停電時間は2時間程度といたします。
・停電時間帯は、8時30分~21時といたします。
・対象期間は、節電要請期間と同じく、7月2日~9月7日といたします。(土日、祝日(7/16)、お盆(8/13~15)を除く)
2.グループ分け
・需給ギャップ量や地域バランス等を考慮して、当社サービスエリアを60万kW程度ずつの7つのグループに分け、万が一の場合、時間帯毎に計画停電をお願いさせていただきます。なお、計画停電の時間帯は、各グループ間で公平となるよう、毎日変更いたします。
・加えて、停電必要量に応じたきめ細かな調整が可能となるよう、各グループを更に15万kW程度ずつの4つのサブグループに分け、時間帯毎の需給ギャップの大きさに応じて、計画停電をお願いするサブグループを決定させていただきます。なお、各サブグループ間でも公平性が保たれるよう、計画停電の実施状況に応じて、グループ内でのローテーションを行います。
(注)新電力(特定規模電気事業者)から電力供給を受けている場合も対象となります。
(参考1)グループ分けのイメージ(実際のグループエリアとこのイメージは一致しません)
(参考2)計画停電の時間的推移のイメージ
・7グループの内訳(各市町村別)については、「添付資料1」をご参照下さい。 ・お客さまが所属するグループ・サブグループについては、当社HP(http://www.yonden.jp/kt/index.html)上の「グループ検索機能」に、電気のお客さま番号を入力することにより特定できます。また、個々のお客さまには、7月および8月にお渡しする「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」やダイレクトメール等により、ご案内させていただきます。 |
3.影響緩和措置対象のお客さま
医療機関等の緊急かつ直接的に人命に関わる施設、国の安全保障上極めて重要な施設、国や経済社会の基幹的機能を有する施設等については、計画停電時にも通電いたします。
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・医療機関(災害拠点病院、救急救命センター等の救急医療機関、周産期母子医療センター、2次救急病院等) ・国の安全保障上極めて重要な施設(自衛隊駐屯地、海上保安部) ・国の主要な機関(合同庁舎等)、県庁、市町村役場の本庁舎、警察本部、警察署、消防本部(局)、消防署 ・鉄道動力線、空港 など |
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※なお、国の方針に基づき、災害等への配慮や原子力発電所周辺のお客さまへの配慮も行います。
4.停電の際の操作
停電は変電所単位で実施いたしますが、上記お客さまが停電対象とならないよう、停電の際の操作は配電線単位で実施いたします。
(参考)停電操作のイメージ
5.計画停電を実施する際の手順
他電力会社からの応援融通等、あらゆる対策を尽くしてもなお、供給力が不足する場合には、次の手順で計画停電を実施させていただきます。
6.計画停電に関するお問い合わせ先
本日から、以下の専用ダイヤルで、お客さまからの計画停電に関するお問い合わせを受付けております。なお、オペレーターに電気のお客さま番号をお伝えいただければ、より迅速な対応が可能となります。
四国電力臨時受付センター(専用ダイヤル): 0120-459-311 |