- 平成24年12月に、当社から愛媛県ほか関係自治体に通報連絡した事象は以下の3件です。これらの事象は、法律に基づく報告事象に該当するものではなく、また、環境への放射能の影響もありませんでした。
事 象 | 発生月日 | 発表月日 | 県の公表区分 |
---|---|---|---|
1.伊方発電所3号機 非常用ディーゼル発電機3Aの消火設備の不具合について |
12月7日 | - | C |
2.伊方発電所1、2号機 放水口水モニタの指示上昇について |
12月21日 | - | C |
3.伊方発電所 地震感知について |
12月22日 | - | C |
県の公表区分 | A:即公表 |
B:48時間以内に公表 | |
C:翌月10日に公表 |
- なお、今月は過去に発生した通報連絡事象についての原因と対策をまとめた報告書の提出はありませんでした。
(別紙)伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成24年12月分)
伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成24年12月分)
1.伊方発電所3号機 非常用ディーゼル発電機3Aの消火設備の不具合について
平成24年12月7日0時46分、定期検査中の伊方発電所3号機の中央制御室において、非常用ディーゼル発電機3Aの消火設備の異常を示す信号が発信したため、直ちに現地確認を行なった結果、非常用ディーゼル発電機3Aの二酸化炭素消火設備盤の電源装置の出力側の直流電圧が通常(27V)より低い(15V)ことが確認されました。
このため、当該装置を新品に取り替えて、12月8日14時56分、通常状態に復旧いたしました。
なお、当該エリアについては、復旧までの間、監視員を配置し、火災のないことを監視しました。
今後、引き続き、詳細を調査します。
(印刷用) 伊方発電所3号機 非常用ディーゼル発電機室消火設備概略図 (PDF-11KB)
2.伊方発電所1、2号機 放水口水モニタの指示上昇について
12月21日22時10分、伊方発電所1、2号機放水口水モニタの有意な指示上昇を示す「10分平均注意」の信号が発信しました。
当時、発電所周辺は雨が降っていたこと、同日22時26分に放水口内の海水を採取して分析した結果、人工核種は検出されなかったことから、降雨による自然変動と判断しました。
(参考)伊方発電所1、2号機放水口水モニタ
伊方発電所1、2号機放水口内の海水の放射線量を測定しているモニタ。3号機にも同様の放水ピット水モニタがある。
3.伊方発電所 地震感知について
12月22日15時15分頃、伊予灘を震源とする地震が発生し、伊方発電所において最大13ガルを観測しましたが、設備に異常はなく、伊方発電所の運転に影響はありませんでした。
(参考)伊方発電所の観測ガル数
1号機: 6ガル(定期検査中)
2号機: 5ガル(定期検査中)
3号機:13ガル(定期検査中)