今夏については、需要面で節電の定着効果が見込めることに加え、供給面では、火力の定期検査の繰り延べを行うことなどにより、猛暑となった場合でも、供給予備率6%程度は確保できる見通しです。(4月26日お知らせ済み)
このため、数値目標を掲げての節電のお願いはしておりませんが、伊方発電所全号機が停止する中、依然として当社の需給状況が厳しいことに変わりはないことから、当社としては、電力の安定供給に支障をきたすことのないよう、高稼働が続く火力発電所の点検・保守に細心の注意を払うなど、対策に万全を期してまいります。
お客さまにおかれましては、無理のない範囲での節電にご協力賜りますようお願い申しあげます。
[参考1]今夏の需給バランス見通し(4月26日発表値から変更ありません)
※
節電の定着効果として▲5.2%(平成22年度比)と評価し、これを目安に織込んだ。
[参考2]今夏の需給に関する諸対策
(1)供給面での対策(4月26日発表から変更ありません)
- 火力の定期検査繰り延べ(予定)
[対象ユニット] 阿南2号機(22万kW),4号機(45万kW),坂出3号機(45万kW)
- 火力の増出力運転(合計3万kW)
[対象ユニット] 阿南3号機,4号機,坂出1号機,3号機,4号機
- 自家発等からの受電(合計14万kW)
(2)需要面での対策
節電のお願い
お客さまの節電の取り組みにお役立ていただくため、「でんき予報」を、当社ホームページに掲載
[実施期間] 7月~9月の平日、お盆期間:8/13~15を除く
ピーク抑制の新たな取り組み
(家庭用のお客さま)
- ピークシフト型時間帯別電灯の導入
夏季(7月~9月)のピーク時間(13時~16時)の電力量料金を割高にする一方、夜間時間(23時~翌朝7時)を割安に設定し、電気のご使用を夏季ピーク時間からそれ以外の時間に、または昼間時間から夜間時間に移行していただくことにより、電気料金のご負担が軽減できるメニューを導入
(法人のお客さま)
- 夏季ピーク電力調整プランの導入
大口のお客さま(契約電力500kW以上)を対象に、設備の多重トラブルなど需給状況に不測の事態が発生した場合、当社からの事前連絡に基づき、お客さまに負荷抑制をお願いするメニューを導入
- 節電アグリゲーター事業者※を活用した負荷抑制の取り組み
需給ひっ迫が予想される場合、当社からの要請に基づき、節電アグリゲーター事業者がお客さまに負荷調整を働きかけ、ピーク抑制を図る
※ 節電アグリゲーター事業者:
複数のお客さまの電力使用状況を管理し、当社からの節電要請に応じ、一括して負荷抑制の管理ができる事業者