当社は、7月1日から7月8日にかけて、伊方発電所において、世界原子力発電事業者協会(WANO)※によるピアレビューを受けました。
本ピアレビューでは、WANOの原子力専門家が、発電所員へのインタビューや現場作業の観察を行い、長期間停止している発電所のプラントの停止状態や運転にあたっての管理体制について、安全確保の観点から当社にアドバイスを行いました。
当社は、本ピアレビューで得られた結果を活用し、伊方発電所のより一層の安全性向上に努めてまいります。
※ 世界原子力発電事業者協会(World
Association of Nuclear Operators)
1986年に発生した旧ソビエト連邦チェルノブイリ原子力発電所の事故を契機に、1989年5月に世界の原子力発電事業者により設立された民間組織。原子力発電所の安全性と信頼性を最大限に向上させることを使命とし、ピアレビュー活動、故障・トラブル事象の情報交換など発電所に対する支援活動を行っている。
以上
WANOピアレビューの状況
今回のピアレビューを通じて、WANOの原子力専門家から伊方発電所に対して、次のようなアドバイスをいただきました。
- 免震構造の緊急時対応センターが1年以上前に完成しており、緊急時対応設備も着実に整備されているなど、安全確保に係わる先見的な取り組みができている。
- 再稼働に向けた準備状況を遺漏なく確認するために、発電所内の各部門での実施事項を総括的に評価するような取り組みを行うことが望ましい。
- 中央制御室および緊急時の機器操作盤に関して、運転員の操作性向上のために、運転員以外の立入り・近寄りを制限するといった改善を行うことが望ましい。
当社は、本ピアレビューで得られた結果を活用し、伊方発電所のより一層の安全性向上に努めてまいります。
オープニング会議 |
発電所員へのインタビュー |
発電所設備の視察 |
シミュレーター訓練の視察 |