1.電力需要
電灯電力需要は、前年同期に比べ2.2%減の63億26百万kWhとなりました。
このうち、電灯は、前年を上回る節電影響などから3.1%の減、産業用の大口電力は、生産活動の弱含みなどから3.3%の減となりました。
また、電力他社への融通送電等は、前年同期に比べ53.5%減の1億81百万kWhとなりました。
この結果、総販売電力量は、前年同期に比べ5.1%減の65億7百万kWhとなりました。
2.電力供給
水力発受電電力量は、昨年を上回る渇水となったことから、前年同期に比べ24.5%減の7億30百万kWhとなりました。
また、火力発受電電力量は、前年同期に比べ1.3%増の61億26百万kWhとなりました。
なお、原子力については、平成24年2月以降、伊方発電所の全号機が停止しています。
3.収支
営業収益(売上高)は、総販売電力量は減少したものの、再生可能エネルギー固定価格買取制度(平成24年7月開始)に基づく費用負担調整機関からの交付金の計上などにより、前年同期に比べ19億円(1.4%)増収の1,309億円となりました。
営業費用は、需給関連費(燃料費+購入電力料)は前年並みとなりましたが、人件費や修繕費をはじめ経営全般にわたる費用削減に努めたことなどから、前年同期に比べ53億円(△3.6%)減少の1,435億円となりました。
この結果、営業損益は、72億円改善の126億円の損失、支払利息など営業外損益を差引き後の経常損益は、78億円改善の138億円の損失、また、純損益は、59億円改善の90億円の損失となりました。