当社は、環境保全を経営の重要課題と捉え、あらゆる事業分野で環境負荷の継続的低減を図り、環境保全活動に積極的に取り組んでいます。
この取り組みのひとつである地球温暖化対策の推進では、京都議定書第一約束期間への対応として、「2008~2012年度平均のCO2排出原単位を0.326kg-CO2/kWh(1990年度比20%減)程度まで低減」という目標を設定し、LNG火力の導入や発電・輸送効率の向上などを推進するとともに、これらの対策を補完する取り組みとして、京都メカニズムクレジットを活用するなどCO2の排出削減に努めてまいりました。
このたび、京都議定書第一約束期間の最終年度である2012年度のCO2排出原単位(クレジット反映後)が0.656kg-CO2/kWhとなりました。この結果、2008~2012年度の5ヵ年平均のCO2排出原単位は0.428kg-CO2/kWh※となり、目標達成には至りませんでした。
これは、2011年3月に発生した東日本大震災の影響により、伊方発電所が長期運転停止となり、CO2排出量が多い火力発電所の発電量が増加したことによるものです。
当社は、今後についても、各事業分野において、引き続きCO2の排出削減に努めてまいります。
(参考)CO2排出量・排出原単位の推移
※ 5ヵ年平均のCO2排出原単位は、今後、国連の審査手続き等により遅れて発行されるクレジットを追加して反映することとしており、数値が改善する可能性がある。