- 平成25年7月に、当社から愛媛県ほか関係自治体に通報連絡した事象は以下の3件です。これらの事象は、法律に基づく報告事象に該当するものではなく、また、環境への放射能の影響もありませんでした。
事象 | 発生月日 | 発表月日 | 県の公表区分 |
---|---|---|---|
1.伊方発電所1、2号機 放水口水モニタの指示上昇について |
7月4日 |
- |
C |
2.伊方発電所1、2号機 火災受信機盤の不具合について |
7月4日 |
- |
C |
3.伊方発電所2号機における作業員の負傷について |
7月29日 |
- |
C |
県の公表区分 | A:即公表 |
B:48時間以内に公表 | |
C:翌月10日に公表 |
- なお、今月は過去に発生した通報連絡事象についての原因と対策をまとめた報告書の提出はありませんでした。
(別紙)伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成25年7月分)
以上
伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成25年7月分)
1.伊方発電所1、2号機 放水口水モニタの指示上昇について
7月4日16時40分、伊方発電所1、2号機放水口水モニタの有意な指示上昇を示す「10分平均注意」の信号が発信しました。
当時、発電所周辺は雨が降っていたこと、同日17時00分に放水口内の海水を採取して分析した結果、人工核種は検出されなかったことから、降雨による自然変動と判断しました。
(参考)伊方発電所1、2号機放水口水モニタ
伊方発電所1、2号機放水口内の海水の放射線量を測定しているモニタ。3号機にも同様の放水ピット水モニタがある。
2.伊方発電所1、2号機 火災受信機盤の不具合について
定期検査中の伊方発電所1、2号機の中央制御室において、7月4日、焼却炉・油庫の火災を示す信号が発信しました。現場を確認したところ、火災は発生しておりませんでしたが、油庫の火災受信機盤内のヒューズが切れていたため、当該ヒューズの取替を実施した結果、油庫の火災受信機盤は復旧しましたが、同日17時25分、中央制御室の火災感知器発報の信号(下図のの部分)が復旧できないことを確認しました。
その後の調査の結果、雑固体焼却炉建屋の火災受信機盤から中央制御室の火災受信機盤へ信号を送っている中継器が故障していることが確認されたことから、中継器を取替えて、通常状態に復旧しました。
今後、詳細に調査いたします。
なお、火災受信機盤が復旧するまでの間は、監視人を配置すること等により、当該エリアに火災等の異常がないことを確認しました。
(印刷用)
伊方発電所1、2号機 中央制御室 火災受信機盤 信号概略図 (PDF-12KB)
3.伊方発電所2号機における作業員の負傷について
7月29日16時20分頃、伊方発電所2号機の非常用ディーゼル発電機室において、協力会社の作業員1名が、ディーゼル発電機の点検作業のため、計器を取り外していたところ、左人差し指を負傷しました。
このため、同日17時01分、病院での診察が必要と判断し、協力会社の社有車にて八幡浜市の病院に搬送しました。
医師による診察の結果、「左指挫創」(不休傷)と診断されました。