(お知らせ)

平成25年12月06日
四国電力株式会社

「防災訓練実施結果報告書」の国への提出について

 当社は、「伊方発電所原子力事業者防災業務計画」および「伊方発電所原子炉施設保安規定」に基づき種々の訓練を実施しております。そのうち、原子力災害対策特別措置法第13条の2第1項の規定に基づく報告対象の訓練について「防災訓練実施結果報告書」としてとりまとめ、本日、国に提出しましたのでお知らせいたします。
 また、同法に基づき、別紙の通り、その要旨を公表いたします。

 当社は今後とも、伊方発電所の安全性・信頼性向上に努めるとともに、原子力防災体制の整備に万全を期してまいります。

 

 別紙 「防災訓練実施結果報告書」の要旨


以上


別紙

「防災訓練実施結果報告書」の要旨

 
1.趣旨

 平成25年4月1日から平成25年10月8日の間に、当社伊方発電所等で実施した総合訓練および要素訓練について、原子力規制委員会へ報告した。


2.報告年月日

 平成25年12月6日


3.防災訓練実施結果の要旨

(1)総合訓練(実施年月日:平成25年10月8日 参加人数:567名)

a.訓練目的
 安全対策設備の災害対応についての有効性の確認。また緊急時対応業務の習熟、対応能力の向上。

b.想定事象
 一次冷却材漏えいが発生し、さらに全交流電源喪失により非常用炉心冷却装置が作動できない状態となり原子力災害特別措置法第15条事象に至る原子力災害を想定。

c.訓練項目

  • 防災訓練
     災害対策本部の活動について実動訓練を行い、事故状況の把握や関係箇所との情報連携の確認を実施。
  • 緊急時対応訓練
     全交流電源喪失を踏まえた緊急安全対策について事態の収束までの実動訓練を実施。
  • モニタリング訓練
     敷地周辺のモニタリングおよびモニタリングポスト等の監視を行い、情報収集を行う実動訓練を実施。 他

d.訓練の評価・改善
 各訓練項目について適切に実施できた。また、本訓練の目的である安全対策設備の災害対応の有効性について問題ないことを確認した。
 改善項目の具体的な一例として、配管接続班の活動において全交流電源喪失時を想定した、照明のない環境での訓練を実施する必要があることを抽出したことから、今後、活動エリアの照明を消灯した状態でヘッドライトを使用した訓練を計画していく。

 

(2)要素訓練 通報訓練(1回目:平成25年4月25日 参加人数:19名) 
(2回目:平成25年6月25日 参加人数:15名)

a.訓練項目
 火災の発生(1回目)、蒸気発生器除熱機能喪失に至る事象の発生(2回目)を想定し、社内及び社外関係箇所への通報連絡について訓練を行い、通報FAXの作成および通報連絡先の確認を実施。

b.訓練の評価・改善
 通報連絡文書を所定の様式に基づいて、遅滞なく作成できたことを確認した。今後も継続した訓練を行い、対応能力の維持に努めていく。




以上

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