平成26年07月25日
四国電力株式会社

伊方発電所における緊急時対策所の追加設置について

 当社は、昨年7月に伊方発電所3号機の新規制基準への適合性確認に係る申請書類を原子力規制委員会に提出し、以降、適合性審査を受けております。
 この中で、当社は、伊方発電所の基準地震動の見直しを行っており、震源を特定せず策定する地震動については、「2004年北海道留萌支庁南部地震」を考慮した場合には、620ガルになると評価しています。

 これを受け、同地震動を用いて現行の緊急時対策所の耐震評価を実施したところ、建物の基礎部分の一部において、新規制基準への適合が難しいことが判明いたしました。
 当社としては、緊急時対策所が、伊方発電所の安全性に資する設備であることから、早急な対応が必要であると判断し、新規制基準を満たす緊急時対策所を追加設置することといたしました。
 また、現行の緊急時対策所については、耐震性を除けば問題ないと評価していることから、状況に応じて、今後とも活用してまいりたいと考えております。

 当社は、今後とも、原子力規制委員会による審査に真摯に対応し、速やかに新規制基準に適合しているとの評価をいただけるよう最善の努力を尽くしてまいります。


 【追加設置する緊急時対策所の概要】
   (1)延床面積
      約270m2(待機所建屋含む)
   (2)建屋構造
      鉄筋コンクリート造平屋(待機所建屋も同様)
   (3)着工時期
      平成26年9月

以上


(参考)緊急時対策所の追加設置概要図

緊急時対策所の追加設置概要図 





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