平成26年12月10日
四国電力株式会社

伊方発電所における通報連絡事象(平成26年11月分)について

  •  平成26年11月に、当社から愛媛県ほか関係自治体に通報連絡した事象は以下の5件です。これらの事象は、法律に基づく報告事象に該当するものではなく、また、環境への放射能の影響もありませんでした。
事象 発生月日 発表月日 県の公表区分

1.伊方発電所構内における作業員の負傷について

11月7日

2.伊方発電所における管理区域外での作業員の体調不良について

11月11日

11月11日

3.伊方発電所2号機 アスファルト固化装置廃液供給タンクへの配管からの析出について

11月18日

11月18日

4.伊方発電所2号機 2次系ブローダウンタンク上面の亀裂について

11月21日

5.伊方発電所3号機 補助ボイラ煙突の避雷針折損について

11月26日

県の公表区分 A:即公表
  B:48時間以内に公表
  C:翌月10日に公表


  •  なお、今月は過去に発生した通報連絡事象についての原因と対策をまとめた報告書の提出はありませんでした。

(別紙)伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成26年11月分)


以上

別紙

伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成26年11月分)

1.伊方発電所構内における作業員の負傷について

 11月7日10時15分頃、資材倉庫屋外(管理区域外)において、協力会社の作業員が、廃材を運搬するため、フォークリフトでトラックへ荷揚げしていたところ、トラックの荷台で作業をしていた作業員の左腕が、廃材と接触し負傷しました。 
 このため、同日10時20分、病院での診察が必要と判断し、当社の社有車にて八幡浜市内の病院に搬送しました。
 医師による診察の結果、「左前腕挫創(不休傷)」と診断されました。

2.伊方発電所における管理区域外での作業員の体調不良について

 11月11日、伊方発電所の屋外32mにおいて、緊急時対策所の追加設置工事に従事していた作業員が体調不良を訴えたため、同日12時27分、社有車にて搬送いたしました。搬送の途中において、要請していた救急車に引き渡しを行いました。
 医師による診察の結果、「検査上異常所見は認められない」と診断されました。

3.伊方発電所2号機 アスファルト固化装置廃液供給タンクへの配管からの析出について

 定期検査中の伊方発電所2号機原子炉補助建家(管理区域)において、アスファルト固化装置の廃液供給配管の保温材に析出物があったため、保温材を取り外し、配管の状況を確認したところ、11月18日、12時40分に、配管表面に漏えい跡と思われる析出物があることを保修員が確認しました。なお、漏えい跡は乾燥した状態であり、漏えいはありませんでした。
 その後、当該配管を新品に取り替えて、漏えいの無いことを確認したことから、11月27日10時05分、通常状態へ復旧しました。
 今後、引き続き、詳細調査を実施します。

伊方発電所2号機 アスファルト固化装置系統概略図   

PDFマーク(印刷用) 伊方発電所2号機 アスファルト固化装置系統概略図  (PDF-50KB)

4.伊方発電所2号機 2次系ブローダウンタンク上面の亀裂について

 定期検査中の伊方発電所2号機タービン建家地下1階(管理区域外)において、11月21日16時10分頃、当該タンクの上面に腐食による亀裂があることを保修員が確認しました。
 その後、目視にて点検した結果、当該タンク上面に亀裂が3箇所、円周状にあることを確認しました。
 今後、引き続き、詳細調査を実施します。

 伊方発電所2号機 2次系ブローダウンタンクまわり系統概略図 

PDFマーク(印刷用) 伊方発電所2号機 2次系ブローダウンタンクまわり系統概略図 (PDF-67KB)

5.伊方発電所3号機 補助ボイラ煙突の避雷針折損について

 定期検査中の伊方発電所3号機屋外(管理区域外)において、11月26日10時10分に、補助ボイラの煙突に設置している避雷針が折損していることを保修員が確認しました。
 その後、折損した避雷針の交換を行いました。 
 今後、引き続き、詳細調査を実施します。

 伊方発電所3号機 補助ボイラ煙突避雷針概略図 

PDFマーク(印刷用) 伊方発電所3号機 補助ボイラ煙突避雷針概略図 (PDF-62KB)

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