- 平成27年3月に、当社から愛媛県ほか関係自治体に通報連絡した事象は以下の2件です。これらの事象は、法律に基づく報告事象に該当するものではなく、また、環境への放射能の影響もありませんでした。
事象 | 発生月日 | 発表月日 | 県の公表区分 |
---|---|---|---|
1.伊方発電所3号機における作業員の負傷について |
3月11日 |
- |
C |
2.伊方発電所3号機 非常用ディーゼル発電機補機室内における溢水について |
3月20日 |
- |
C |
県の公表区分 | A:即公表 |
B:48時間以内に公表 | |
C:翌月10日に公表 |
- なお、今月は過去に発生した通報連絡事象についての原因と対策をまとめた報告書の提出はありませんでした。
(別紙)伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成27年3月分)
以上
伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成27年3月分)
1.伊方発電所3号機における作業員の負傷について
3月11日15時45分頃、伊方発電所3号機の原子炉格納容器4階(管理区域内)において、協力会社の作業員が機材を運搬していたところ、バランスを崩して右腕を保温材の留め金具に接触させ負傷しました。
このため、同日16時15分、病院での治療が必要と判断し、社有車にて八幡浜市の病院に搬送しました。
医師による診察の結果、「右上腕切創(みぎじょうわんせっそう)」と診断され、縫合処置を受けました(不休傷)。
2.伊方発電所3号機 非常用ディーゼル発電機補機室内における溢水について
3月20日20時20分頃、定期検査中の伊方発電所3号機の非常用ディーゼル発電機補機室A(管理区域外)において、運転員が非常用ディーゼル発電機3Aの燃料弁冷却水タンクオーバーフロー管から冷却水が流出して、床面に溢水(約11m3)していることを確認しました。燃料弁冷却水タンクへの補給水弁を閉止して、冷却水の供給を停止したことにより、冷却水の流出は停止しました。
点検の結果、燃料弁冷却水タンクへ冷却水を補給するラインに設置されているフロート弁の不調により、冷却水が連続補給され、オーバーフローしたものであることを確認しました。
その後、当該フロート弁を新品に取り替えて、動作状況に異常の無いことを確認したことから、4月7日15時10分、通常状態へ復旧しました。
今後、詳細調査を行います。
(印刷用) 伊方発電所3号機 非常用ディーゼル発電機冷却水系統概略図(PDF-53KB)