パート1
非常持ち出し袋
地震のあとの緊急避難時に、当面必要となる最小限の物を収めた袋が非常持ち出し袋です。
実際に持ち歩ける重さ、バッグに収まる量に調整して、すぐ持ち出せる玄関の近くなどに準備しておきましょう。
- 携帯トイレ
- ヘッドライト
- ヘルメット
- レインコート
-
防災用
ホイッスル - タオル
- 水(500ml 1~2本)
- マスク
- 非常食(飴やビスケットや缶詰、ゼリー飲料等)
- 応急手当用品
- 乾電池式またはソーラー充電式モバイルバッテリー
- 給水袋
- 乾電池
POINT!
お薬や衛生用品なども
追加しましょう
乳幼児、高齢者、女性、アレルギーなどをお持ちの方は、それぞれ必要な物を非常持ち出し袋に追加するようにしましょう。
パート2
防災ポーチ
外出先での被災に備え、もしものときに役立つものを、できるだけ軽くコンパクトに詰めた「防災ポーチ」を用意するのもオススメ。
防災だからといって、身構えすぎたり、最初から完璧な状態を目指す必要はありません。
毎日の暮らしに寄り添い、長く続けられる備えを実践しましょう。
パート3
備蓄品
災害発生時には、電気・ガス・水道などのライフラインや物流がストップすることがあります。
そのような場面に備えて、最低3日分、できれば1週間分の食料品や日用品を備蓄しましょう。
カセットコンロとボンベがあれば、災害発生時にも温かい食事をとることができるのでオススメ。
POINT!
ローリングストックのススメ
日ごろの食料品を多めに買い置きし、古いものから順に使い、使った分を補充していく「ローリングストック」は、比較的無理なく長期の備蓄が準備できるのでオススメ。
パート1
家具の固定
大きな地震によって家具が倒れると、家具そのものの衝撃だけでなく、中に入っているものが飛び出すことで、避難を妨げたり、落ちた物によって怪我をすることがあります。
大きな家具はしっかり固定しましょう。
POINT!
家具の配置も考慮
万一倒れても、衝撃や避難経路の妨害を避けられるレイアウトにしましょう。
パート2
耐震化チェック
以下の耐震化チェックリストにより確認し、気になる場合は専門家に診てもらいましょう。
- 昭和56年5月以前に建てられた
- 埋立地、低湿地、盛土造成地にある
- 老朽化している、シロアリ被害や腐食の恐れがある
- 過去に浸水・地震等大きな災害にさらされている
- 一階部分の壁が少ない、一階部分が駐車場になっている
- 鉄筋コンクリート造り以外である
- 大きな吹き抜けがある
- 一面が窓になっている壁がある
- ベランダやバルコニーが破損している
POINT!
助成制度も活用しましょう
耐震化診断や改修には、自治体の助成制度を受けられる可能性があります。詳細は各自治体に問い合わせましょう。
パート1
避難先の確認
家族で、災害時はどこに避難(集合)するのか、話し合いをしておきましょう。
ハザードマップは、大地震や水害などで大きな被害が想定される危険性の高い場所、避難場所、給水ポイントなどが記された地図です。
お住まいの地域にどんな危険が潜んでいるか、もしものとき、どこにいけば良いかが一目で分かります。
POINT!
具体的に決めておく
家族で事前に避難場所とそこまでの経路を確認し、集合場所も具体的に決めておきましょう。
パート2
連絡方法の確認
災害は、家族みんなが揃っている時に起きるとは限りません。
家族と離れてしまったら、災害用伝言ダイヤルなど、あらかじめ決めておいた手段で自分の安否を伝えましょう。
災害用電号ダイヤル
NTTの災害用伝言ダイヤル「171」では、利用ガイダンスに従って伝言の録音や再生が行えます。web171ではインターネット経由で伝言情報が登録できます。
POINT!
連絡手段は複数用意しておく
必ず複数の方法を検討して試しておきましょう。
パート1
ケガに注意して行動する
慌てて行動すると、散乱したガラスや陶器の破片などでケガをする危険があります。まずは落ち着いて行動しましょう。
注意!
裸足で歩かない
床にガラスの破片などが散乱している可能性があるため、部屋の中でも裸足で歩かずスリッパやスニーカーなどを履きましょう。
パート2
火の始末
揺れが収まってから火の始末をします。万一、出火したら、落ち着いて初期消火に当たりましょう。
注意!
むやみに火をつけない
破損した配管から漏れたガスに引火して爆発する可能性があるので注意しましょう。
パート3
出口を確保
いつでも避難できるように、部屋の窓や戸、玄関のドアを開けて出口を確保しておきましょう。
注意!
あわてて出ない
家の中からあわてて飛び出さず、まずは落ち着いて、家族と家の中の安全を確認。その後、周囲で危険な物がないか、火災が発生しないかなどを自分の目で確認しましょう。
落ち着いて周囲の状況を確認し、家に倒壊のおそれがある場合や、がけ崩れ・津波などに巻き込まれる可能性がある場合は、安全な避難場所へ避難しましょう。
注意!
不要不急の電話はしない
安否確認の電話が殺到すると、被災地の電話回線はパンク状態に。災害用の伝言ダイヤルなどを活用しましょう。
POINT!
落ち着いて注意深く
行動しましょう
大きな揺れが発生した直後は正しい判断がしづらくなります。ケガやパニックを避けるために、まずは落ち着いて行動しましょう。
パート1
外出先での対応
- 物が落ちてきたり、倒れてきたりしない場所やデスクの下に身を隠しましょう。
- 避難にエレベーターは使用せず階段で。エレベーターの中で揺れを感じたら、全階のボタンを押し、止まった階で降りましょう。閉じ込められた場合は非常用ボタンを押し、助けを呼びましょう。
- 人が多いところではパニック状態になりやすいため、大声を出したりむやみに逃げまどったりはしないようにしましょう。
- ハザードランプをつけ、ゆっくりと減速し道路の左側に止めて、エンジンを切りましょう。車を停車する時は、急ハンドル・急ブレーキは避けるようにしましょう。避難する場合はドアをロックせず、キーを付けたままにしておきましょう。
- 高速道路の遮音壁部には適当な間隔で非常扉や避難口があり、また1kmごと(トンネル部は200mごと)に非常電話があるので、もしもの時は活用しましょう。
- 門、ブロック塀、石垣、自動販売機などの近くや狭い路地からは一刻も早く離れましょう。
- ビル街やアーケードを歩いているときは、窓ガラスの破片や看板が落ちてくる危険があるので、カバンやバッグなどの持ち物で頭を守りましょう。
- 緊急停止するため、転倒・将棋倒しに注意しましょう。
- 座っていたらカバンやバッグなどの持ち物で頭を守り、立っていたら手すりやつり革につかまりましょう。
- 揺れがひどい場合は、身をかがめましょう。
- 海岸には早ければ数分で高い津波が到達する危険があるため、すぐに高台に避難しましょう。周囲に高台がなければ、急いで頑丈で高い建物や津波避難タワーなどに避難しましょう。
- 河口付近にいる場合も、すぐ高台に避難しましょう。
- 土砂崩れが起こり、生き埋めになるおそれもあるので、速やかに斜面や崖から離れましょう。
- 地震によって土砂災害の危険性が高まっているので、余震や降雨などに注意しましょう。
パート1
スイッチを切ってプラグを抜く
電気ストーブやアイロンなどの電熱器具は、火災の原因になりやすいので、すぐにスイッチを切ってコンセントからプラグを抜いてください。
注意!
燃えやすいものに注意
日頃から電熱器具のまわりには、燃えやすいものを置かないようにしましょう。
パート2
すぐにブレーカーを上げない
通電再開による出火を防ぐため、安全が確認できるまではブレーカーは落としたままにしておきましょう。
また、家の外に避難するときは、電気の消し忘れによる事故を防ぐため、ブレーカーのスイッチを切りましょう。
地震を感知して自動的に電気を遮断する感震ブレーカーもオススメ。
POINT!
ブレーカーの位置を確認
すぐに対応できるように、日頃からブレーカーの位置を確認しておきましょう。
パート3
切れた電線に注意
切れて垂れ下がった電線には絶対にさわらないでください。電線に樹木や看板、アンテナなどが接触している場合も感電のおそれがある等、大変危険です。切れた電線を見つけた場合は、「四国電力送配電」までご連絡をお願いします。
注意!
雨の日と夜間/早朝は特に注意
夜間や早朝、雨の日は垂れ下がった電線が見えにくくなっています。絶対に触らないよう気をつけましょう。
パート4
再び電気を使う時
①壊れたり水につかった
電気器具は使わない
壊れたり水につかった電気器具は、漏電などの原因になるので、電気店などで点検してから使いましょう。
②ガスのにおいがするときは
電気を使わない
ガスのにおいがする時は、電気の使用を避け、ガス栓を閉めてください。
窓を開けて換気し、最寄のガス会社に連絡しましょう。
注意!
電気の取り扱いは充分気を付けましょう
電気は火災やケガにつながりやすい危険なものです。
災害時は特に、安全に使用できることをしっかり確認してから使いましょう。