昭和・平成・令和の
電力供給を支えた立役者旧阿南発電所
長年にわたり発電を続け、四国の電力需要を支えてきた阿南発電所。
2026年6月の3号機廃止に伴い全台廃止となり、60年余りの歴史に幕を閉じた。
運転時の石油タンク
最大容量
kl(1995年当時)
【石油】
備蓄性に優れ、需給ひっ迫時など非常時の燃料として重宝された石油。タンクは石油の増減に応じ屋根が上下する浮屋根式。周りには、最大容量の110%以上を貯められる防油堤があり、万一の際の油流出を防いでいた。
蒸気温度
約℃
【3号機ボイラー】
排煙脱硫装置を備え、高硫黄燃料を使用できる日本でも数少ないボイラー。石油を燃焼し、566℃/24.1MPaの高温・高圧の蒸気を生む。ボイラーの寿命は、発電量の上げ下げによる熱負荷の蓄積に大きな影響を受けるが、適切なメンテナンスを続け、50年あまり変動し続ける電力需要に合わせて稼働してきた。(2026年6月廃止)
タービンの翼の枚数
約枚
【3号機タービン・発電機】
1975年の運転開始以降、メンテナンスを続け稼働してきたタービン・発電機。軸と約5,000枚の翼で構成されるタービンの回転数は、毎秒60回。少しの破損が大事故を招く恐れがあるため、定期点検ではすべての翼を目視点検し、異常がないか確認していた。(2026年6月廃止)
【1・2・4号機タービン・発電機】
昭和40年代、高度成長期の経済発展を支えるために運転を開始。電力供給に大きく貢献してきたが、老朽化に伴い1・2号機を2019年、4号機を20
23年に廃止。
監視計器・操作スイッチの数(3号機)
約個
【中央制御室】
制御盤には、当社の火力発電所の中で最も旧式の計器やスイッチが並ぶ。機器毎の特性やくせを熟知した運転員が操作にあたり、電力の安定供給を支えていた。
【各種メーター等】
煙突の高さ(3号機)
m
【集合煙突】
環境規制値をクリアした排ガスを高さ200mの集合煙突から排出していた。ちなみに、点検時に登る手段は螺旋階段のみであるため、普通は休憩しながら30~40分かけて登るが、中には休憩せず10分少々で登る強者もいたとかいないとか︙。








