火力発電所

四国電力の火力発電所は、石炭火力発電所が2箇所、石油火力発電所が1箇所、石油・ガス火力発電所が1箇所の合計4箇所あります。これらの総出力は339.1万kWで、四国電力全発電設備に占める割合は、約6割です。

火力発電所一覧

発電所名 出力(kW) 使用燃料
阿南発電所 900,000 石油
橘湾発電所 700,000 石炭
西条発電所 406,000 石炭・石油・木質バイオマス
坂出発電所 1,385,000 石油・天然ガス・コークス炉ガス

火力発電所の特徴と役割

電力需要は時間帯や季節で大きく変動します。また供給側においても、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーは、天候の影響によって発電出力が大きく変動します。
昼間や夏季など電気の需要が集中するとき、また再生可能エネルギーの発電出力が増減するときは、柔軟な発電出力の調整が可能な火力発電を活用して電気の需要と供給のバランスを保ち、周波数や電圧が安定した電気の供給に努めています。

電力需要に合わせた電源の組み合わせ(イメージ図)
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揚水式水力
昼間に比べ余裕のある夜間の電気で上池に汲み上げた水を下池に放水して発電する方式

貯水池式水力
山間のダムに貯めておいた水を流して発電する方式

自流式水力
川の流れをそのまま利用して発電する方式

火力発電所のしくみ

汽力発電方式の概念図

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発電所に運ばれた石油や石炭といった燃料は、タンクやサイロに一時的に貯蔵されます。これらは、ポンプやベルトコンベヤでボイラーへ送られ、高温で燃焼し、水が加熱され高温高圧の蒸気が作られます。
この蒸気は、タービンに送られ、タービンを高速で回転させ、この回転が発電機に伝えられ、電気が作られます。

コンバインドサイクル発電方式の概念図

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コンバインドサイクル発電方式は、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた複合発電方式であり、LNGを気化した天然ガスを燃やしてガスタービンで発電した後、その高温ガスを排熱回収ボイラーに導き蒸気を発生させて蒸気タービンで発電することにより、高い発電効率を得ることができます。

火力発電所の主な設備

中央制御室

発電所の頭脳部。運転に必要な監視計器や操作装置が設置されています。自動制御装置により、ポンプやファンなどの機器を遠隔制御し、安全で効率の良い運転を行います。ここで働く運転員は、2 交替制で勤務しており、設備の状況の監視や発電所のパトロールに当たっています。

ボイラー

燃料の石炭・石油・ガス・木質バイオマスは高温のボイラーで燃焼され、これにより高温・高圧の蒸気が発生し、蒸気タービンに送られます。

蒸気タービン・発電機

ボイラーから送られてきた蒸気は、タービンを回転させ、それに直結した発電機で電気が作られます。

排煙脱硝装置

排煙中の窒素酸化物(NOx:ノックス)を取り除きます。

電気集じん装置

排煙中のばいじん(細かなチリ)を取り除きます。

排煙脱硫装置

排煙中の硫黄酸化物(SO2:二酸化硫黄)を取り除きます。

石炭サイロ

石炭船より受け入れられる石炭は、ベルトコンベヤで石炭サイロへ送られ、一時的に貯蔵されます。

石油タンク

石油タンカーより受け入れられる石油は、パイプラインで石油タンクへ送られ、一時的に貯蔵されます。

揚炭機

石炭船で運ばれてきた石炭を、連続的に陸揚げします。

排熱回収ボイラー

ガスタービンからの高温の排ガスの熱を利用し、蒸気を発生させます。発生した蒸気は蒸気タービンに送られます。

ガスタービン

圧縮した空気の中で燃料を燃やし高温・高圧のガスを発生させ、その圧力でガスタービンを回し、直結された発電機で電気が作られます。

阿南発電所

施設紹介

昭和の高度経済成長期の経済発展に伴い急増した電力消費に対応するため建設された石油火力発電所です。石油火力発電所であるため、発電機出力を自由に上げ下げして変動させるだけでなく、発電機を停止したり、運転を再開したりすることも自由にできます。このため、昼間のピーク時間帯や夏季のピーク時期のように電気の使用が一時的に集中する時を中心に、電気の使用状況に応じ、いつでも安定して電気をお届けできるよう運転に努めています。

発電機出力は、3~4号機で90万キロワット。
敷地面積は約28万平方メートル
(甲子園球場の約7倍)

お問い合わせ先

阿南火力事業所 業務課
〒779-1631 徳島県阿南市橘町小勝1
0884-34-34110884-34-3411

よんでんエネルギープラザ阿南

阿南発電所の写真

橘湾発電所

施設紹介

西暦2000年、20世紀の最後の年に運転を開始した火力発電所です。四国における低廉で安定した電力供給を担うことが期待されており、地域や地球の環境保全に細かな配慮をしながら、日夜安定運転に努めています。

発電機出力は70万キロワット
敷地面積は約46万平方メートル
(電源開発株式会社殿との共有分を含む面積。甲子園球場の約12倍)

施設見学

お問い合わせ先

阿南火力事業所 業務課
〒779-1631 徳島県阿南市橘町小勝1
0884-34-34110884-34-3411

Jパワー&よんでんWaンダーランド

橘湾発電所の写真

西条発電所

施設紹介

昭和の高度経済成長期の経済発展に伴い急増した電力消費に対応するため建設され、燃料は、主として石油を使った発電所でした。しかし、その後の石油ショックを契機として、様々な燃料をバランス良く利用していくという観点から、1981年~1984年に、燃料を安価で埋蔵量の多い石炭に変更しました。その後、環境対策として木質バイオマスも混焼することとしました。橘湾発電所に並ぶ石炭火力発電所として、低廉な電気の安定供給に貢献しています。また、1号機は2023年に最新鋭の設備にリプレース予定です。

発電機出力は、1~2号機で40万6千キロワット。
敷地面積は約40万平方メートル
(甲子園球場の約11倍)

施設見学

お問い合わせ先

西条発電所 業務課
〒793-0042 愛媛県西条市喜多川853
0897-56-02600897-56-0260

西条発電所の写真

産業廃棄物処理施設の維持管理に関する情報

産業廃棄物処理施設の維持管理に関する情報

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき、西条発電所における産業廃棄物処理施設の維持管理に関する情報を公表しています。

坂出発電所

施設紹介

昭和の高度経済成長期の経済発展に伴い急増した電力消費に対応するため建設された発電所です。昼夜や季節により変動している電力消費に応じ、発電機出力を自由に上げ下げできる発電所として、安定供給に努めています。また、当発電所では、石油・天然ガスだけでなく隣接企業から送られてくるコークス炉ガスも燃料として使用しており、様々な燃料を上手に利用していくことにも貢献しています。

発電機出力は、1~4号機で138.5万キロワット。
敷地面積は約36万平方メートル。
(甲子園球場の約9倍)

坂出発電所の写真

施設見学のご案内

見学コース 発電所紹介DVD上映、バス周回、中央制御室・タービン建屋など見学
標準所要時間は90分程度
見学可能な日時 平日 9:30~16:30

年末年始、お盆、ゴールデンウィークを除きます。
発電所内工事等で見学できない場合もありますので、必ず事前にお問い合わせください。

見学対象 概ね10名以上100名までの団体(原則小学校3年生以上75歳まで)に限らせて頂きます。なお、66名を超える場合は、午前・午後の2回に振り分けさせていただく場合があります。

原則として申込み連絡をされた方が引率者としてご同行ください。

駐車場 大型バス3台まで
交通案内 高松自動車道「坂出IC」より約15分
JR「坂出駅」より車で約15分
申込み方法 必ず事前にお電話により確認頂き、見学希望日の2週間前までに申込書に必要事項を記入の上、FAXでお申込みください。
お問い合わせ先

坂出発電所 業務課
〒762-0064 香川県坂出市番の州町2
0877-46-39950877-46-3995
FAX 0877-44-5224

注意事項 エネルギー・環境教育目的以外での見学はご遠慮頂いています。
安全確保のため、飲酒をされている方の見学はできません。