四国各地には、さまざまな魅力を持った「e」場所があります。
そこは、電気(electricity)をうまく活用している場所でもあります。
その気になるポイントを訪ねる「eしこく探訪」。
隠れた魅力のヒミツにも迫ります。
四国各地には、さまざまな魅力を持った「e」場所があります。
そこは、電気(electricity)をうまく活用している場所でもあります。
その気になるポイントを訪ねる「eしこく探訪」。
隠れた魅力のヒミツにも迫ります。
高松市花園町に、この春オープンしたばかりの「高松くりの木保育園」。
玄関ホールに足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのはガラス張りのオープンキッチン。ごちそうの匂いと温かい木の香りが迎えてくれます。
園名は、園児を守る保育園を願い、堅固なイガが実を守る「くりの木」から名付けられました。
「地味な色あいの保育園と感じるかも知れませんが、長い時間を過ごす園児のために、心が落ち着く空間を第一に考えました」と園長の中西桂子先生。
木をふんだんに使った廊下や部屋も、生活の場となる保育園を何よりやすらぎに満ちた場所にしたいとの思いが伝わってきます。
2歳児までは、おむつ替え、授乳、食事の世話、昼寝を全て同じ保育士がサポートしています。そうすることで、園児の日々の小さな変化にも気付き、健康と成長の両面で細やかな心配りができて、園児が精神面での安定を得られるそうです。
生活の基礎が身に付けば、やがてそれ以外のことに興味が湧いてきます。「歌やお絵かき、運動でも、自分を表現する方法をたくさん見つけてほしいんです」と園児の元気な歌声に、笑みがこぼれる園長先生。
3歳児からは、音楽や美術の専門講師を招き、表現する力を身に付ける保育が始まります。
「たくさんのチャンスがあっても、“させられる”のでは意味がありません。自分から夢中になって何度もチャレンジし、失敗から学ぶことで、豊かな心を育み、生き抜く基礎を養ってほしいですね」園長先生の力強い言葉の端々に、母親の愛情が感じられます。
園には、「くりʼSキッチン」と名付けられた厨房があります。 「健康と成長にとって大切な“食”に興味を持ってもらいたい、と子どもたちの目線で見渡せる開放的な厨房(ちゅうぼう)にしました」と自慢の「くりʼ Sキッチン」を案内してくれた園長先生。コンロの炎に驚く園児もいるのではという声もあって、オール電化を決断したそうです。
「IHなら、周囲の温度が上がり過ぎないので、食中毒の原因となる菌の繁殖も抑えることができます。天板がフラットで、鍋の移動や後片付けがラク。拭き残しもなく、衛生面でも理想的ですね」と厨房責任者の太田麻里子さんは満足の笑顔。
蒸気で焼くスチームコンベクション(以下:スチコン)が2台あり、園児が食べやすいやわらかさで、ふっくら仕上がるのに驚いたそうです。「蒸す」「焼く」の他、「煮る」「炒める」「温める」「揚げる」など多彩な調理が可能で、驚くほどレパートリーが広がります。
また、時間や温度、加湿量を設定するだけで、簡単に調理できるのも魅力です。
「スチコンは便利で大量調理に適しているので、新たなおやつメニューにも挑戦したいですね」と厨房スタッフも子どもたちに負けない“やる気パワー”に満ちていました。
社会福祉法人長尾福祉会では、平成31年春に香川県さぬき市において認定こども園「長尾学舎」をオープンの予定。今秋から募集を始めます。定員80名、木のぬくもりあふれる平屋建ての建物で、中央のホールやウッドデッキを取り囲むように保育室があります。みんなで見守り、絆を結ぶアットホームなこども園を目指しています
住所 |
香川県高松市花園町3丁目4-5 |
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電話番号 | 087-880-7211 |
URL | http://care-net.biz/37/t-kurinoki/index.php |
住所 |
香川県さぬき市昭和1032 |
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電話番号 | 0879-52-1727 |
URL | http://care-net.biz/37/nagaofukushikai/ |