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歴史・民俗DESIGN 大洲城天守雛形

大洲城天守雛形

大洲市指定有形文化財

所蔵/大洲市立博物館
製作/江戸時代 寸法/高さ64.5cm、横幅42.4cm、奥行き36.0cm

天守雛形は、天守の建築や修復に際して、内部の柱や梁などの木組みを再現した縮尺模型で、大洲城のものを含めて全国に数件しか残っていません。

この雛形は大洲藩の作事方(さくじかた)(建築・修理などの工事を受け持つ下役)を務めた中野家に残されていたもので、天守跡発掘で発見された礎石(そせき)の位置と、雛形の柱の位置が一致し、極めて精巧な模型であることがわかりました。使われている部品から大洲藩主加藤家の時代に天守を修復した際に作られたのではないかと考えられています。

大洲城天守は明治21年に取り壊されましたが、平成16年に木造による復元が実現しました。江戸期の大洲城天守を当時のままに「復元」できたのは、取り壊される前に撮影された天守の写真が存在していたことと、藩が作成した大洲城絵図、そして内部構造がわかる天守雛形が残っていたからです。

雛形をじっくりと観察するとともに、実際の天守を見学することで江戸時代の大工の技を学ぶことができるでしょう。

大洲市立博物館
住所

愛媛県大洲市中村618-1(社会教育センター4F・5F)

電話番号

0893-24-4107

開館時間

9:00〜17:00(入館は16:30まで)

休館日

月曜日(祝日と重なる場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)

備考

常設展にて展示

URL

https://www.city.ozu.ehime.jp/soshiki/bunkasports/0282.html