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まちの景観 香川県三木町

撫養(むや)の大凧

所蔵/松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館
製作/平成初期(1/4.5の縮小レプリカ)
寸法/左と右:縦1.4m×横1.6m、中:縦1.6m×横2.0m

江戸時代に寺院の再建祝いの余興で揚げられたのが初まりとされている「撫養の大凧」は、「わんわん凧」の愛称で親しまれています。色鮮やかな紅白色のデザインは、お祝いの時に振る舞われる朱塗りのお椀に入った餅をイメージしたと言われています。

明治から昭和にかけて、松茂町や鳴門市周辺では、集落ごとに大凧を作るようになり、相撲の番付になぞらえて「大凧番付」も始まりました。写真の「番付」では、岡崎(現在の鳴門市)の「わんわん凧」に横綱の地位が与えられ、その大きさは直径10間(約18メートル)。

明治15年(1882)頃には、230枚もの大凧が大空に所狭しと揚げられ、凧揚場であった海岸は徳島の名所のひとつとなっていたそうです。

戦後、大凧競争は見かけなくなりましたが、迫力満点の大凧が大空を舞う姿を想像しながら鑑賞するのも一興です。

参加した地区や凧の模様、大きさがわかる「大凧番付」
参加した地区や凧の模様、大きさがわかる「大凧番付」
松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館
住所

徳島県板野郡松茂町広島字四番越11番地1

電話番号 088-699-5995
開館時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(当日が祝日と重なる場合は翌平日)、第3火曜日(祝日と重なる場合は開館)、
年末年始(12月28日~1月4日)
URL http://www.joruri.jp/
備考 常設展にて展示