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ひとことジャーナル

散らかっても片付けやすい!
簡単&便利なリビング収納

雨の日が多く、家で過ごす時間が増えるこの季節。せっかくならすっきり片付いたリビングで、心地よく過ごしたいものですよね。わが家は小学4年の男女の双子と夫の4人暮らし。整理収納アドバイザーとして働く母でもある私は、できるだけ少ない手間で忙しい毎日がラクに回る仕組みづくりを心掛けています。

今回は、散らかってもサッと簡単に片付くわが家のリビング収納についてご紹介します。

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ティッシュや爪切りはテーブル脚に空中収納

「ティッシュがないんだけど、どこにある?」「爪切りどこに置いたの?」と、以前はこんな声がよく聞こえたわが家。そこで、ティッシュ、爪切り、印鑑など、家族がよく使うものはテーブルの脚に強力マグネットでくっつける収納を思いつきました。マグネットがピタッとくっつく感覚は子どもも楽しいようで、使った後は進んで元に戻してくれるようになりました。

机
マグネット収納の作り方

まず、テーブルの脚がマグネットがくっつく金属素材ならそのままでも良いですが、木製などくっつかない素材なら、ひと工夫が必要です。そんな時は100円ショップや文房具店で手に入るスチール素材のものさしを貼り付けてみましょう。

次に、くっつけたいものに、100円ショップで売られている小さいサイズのマグネットを、マスキングテープやセロテープでしっかり固定。それをテーブルの脚にくっつければ、マグネット収納のできあがり。「どこにしまったのか忘れた!」ということもなくなります。マグネットは強力なものがおすすめです。

小物
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居場所のすぐ近くにまとめるとラク

リビングを見渡すと、テレビ、DVD、エアコンなどのリモコンがたくさん! 使いたいなと思ったときにどこに置いたか忘れてしまったり、使う度に取りに行くのが面倒だったり…なんてことありますよね。

そんなときは、リモコンを本体とセットで置いておくのではなく、イスやソファーなど、操作する場所の近くを定位置にしてしまうのがおすすめ。

わが家では、座ったまま操作ができるように、ソファーの肘掛けに布製ポケットを設置して、そこに入れています。サイドテーブルなどにかごを置いて、それをリモコン専用にしてもいいですね。

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家族みんなが片付けやすい″1ジャンル1ボックス収納″
1ジャンル1ボックス収納とは?

リビングは家族が集まる場所だからこそ、みんなが使うものはサッと取り出しやすく戻しやすい収納にしたいもの。そこで、わが家はリビングの一角にラックを置き、カメラや文房具など、家族が使うものを″1ジャンル1ボックス収納″にしています。

一つのボックスに1種類のものを収めるのが″1ジャンル1ボックス収納″のルール。専用のボックスがあることで、迷いなく取り出したり、元に戻すことができます。また、使う場所までボックスごと持ち運べる! というのもいいところ。前面にラベリングをしておくと誰が見ても分かりやすく、家族みんなが片付けやすい仕組みのできあがりです。

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わが家では、おもちゃもジャンルごとに分けて、ボックス収納。ジャンル分けは子どもたちが自分自身で考えています。

大人からすると「えっ! そんな分け方するの?」と思うこともありますが、遊ぶのは子どもなので、片付けやすくて遊びやすい収納になっているようです。

就学前の小さなお子さんなら、「どこにおもちゃがあると使いやすい?」「どう分けたら遊びやすいかな?」と一緒に考えてみるのもいいですね。

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リビングに″ファミリーライブラリー″を

読みかけの雑誌や絵本。ついつい床やテーブルの上にポンッと置いたまま、なんてことありますよね。そこで、仮置きができるように、リビングの一角に読みかけの本置き場があると便利です。

わが家では″ファミリーライブラリー″と名付けたラックをリビングに置いて、家族で共有しています。オリジナルの楽しいネーミングを付けた本の置き場所をつくれば、散らかることもありません。また、家族それぞれの興味を共有できるので、コミュニケーションツールとしても嬉しい効果がありますよ。

ソファー
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雑誌や絵本の収納は、表紙が見えるラックタイプがおすすめです。本を差すだけで整って見えるうえ、片付けも簡単。入れ方もその都度きれいに揃えたり並べたりしなくてもOK! 程度のゆるいルールが長続きするコツです。ラックがいっぱいになったら整理のタイミング。残す、譲る、捨てるなどを判断し、ラック内を定期的にリフレッシュしてみてくださいね。

いかがでしたか? 散らかってもサッと片付けやすい仕組みがあると気持ちもぐんとラクに。何か一つでもご家族で取り組んでいただけたら嬉しいです。

Emi 整理収納アドバイザー

「OURHOME」主宰。「みつかる、私たち家族の″ちょうどいい″暮らし。」をコンセプトに、収納プランニング、セミナー、商品企画プロデュース、執筆活動など多彩に活躍。近著に『わたしがラクする家事時間』(ワニブックス)『小学生のおかたづけ育』(大和書房)など。www.ourhome305.com