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ひとことジャーナル

暮らしが便利に楽しく変わる!
スマート家電を迎えよう

インターネットとつながってスマホで操作ができたり、音声で操作ができたり。そんな夢のような暮らしを叶えるスマート家電が、巷でもずいぶん広がってきました。なんだか難しそうと初めは思っても、使ってみると暮らしがグンと便利になり、日々の生活に彩りを添えてくれます。
 今回は、生活シーンに合わせたスマート家電をご紹介します。

まるで執事みたいなスマートスピーカー

まずは時計やタイマー お天気チェックから

スマートスピーカーに天気を聞く女性

スマート家電と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、スマートスピーカーではないでしょうか。これはAIスピーカーとも呼ばれ、特定のフレーズを最初につけて話しかけると、質問したことやお願いしたことに忠実に応えてくれるもの。
 例えば「今何時?」と聞けば、すぐに時刻を教えてくれますし、寝室に置いて「明日の朝6時に起こして」と頼めば、翌朝の指定時間にアラームを鳴らしてくれます。
 朝の忙しい時間帯なら「ニュースを教えて」「今日の天気は?」などと話しかけると、支度をしながら欲しい情報を得ることができてとても便利です。また気分に合わせて「元気が出る曲をかけて」「リラックスできる音楽」など、音楽を楽しむツールとしても大活躍。さらに、キッチンの近くに置いて、パスタを茹でるときにタイマー代わりに使うのもおすすめ。手が離せないときでも「7分タイマー」などと声を出すだけで良く、一度使うと手放せなくなります。
 まずはこんなふうに時計やタイマー代わりに使うことから始めてみてはどうでしょう。

レシピやニュースが読める画面付きも

最新のモデルでは5~10インチ程度の液晶画面付きのものも登場しています。音声でのやり取りができる点は同じですが、画面があることでレシピの検索をしたときに料理の写真が出てきたり、材料や作り方を目で確認できたりする点が異なります。
 液晶画面が付いていると、ニュースを読み上げながら映像をテレビのように流してくれたり、タイマーを設定するとカウントダウンされて残り時間がすぐに分かったり、スマホで撮影した写真を連携してフォトフレームのようにしたり…とまた違った楽しみ方ができます。価格は少し高くなりますが、使う場所や使いたい内容に合わせて選ぶといいですね。

画面付きのスマートスピーカーをフォトフレームのように使用する男女
レンジや冷蔵庫など キッチンもスマート化

音声で献立相談

料理の中で一番の悩みと言えば、日々の献立を決めることではないでしょうか。そんなときに心強いのが献立を提案してくれるオーブンレンジ。「鶏肉と卵で何を作ろう?」などと話しかけると、数種類の献立を提案してくれます。その中からメニューを決定すれば、そのまま調理設定ができるのも便利なところ。季節に合わせたメニューやカロリーを抑えた健康的なメニューの提案のほか、肉料理が続くと「たまには魚料理はいかがですか?」とアドバイスしてくれることも。
 さらに、スマホのアプリがレシピ集になっていて、そこから選んでオーブンレンジに送信すると設定が完了するというモデルもあります。スマホやタブレットの画面を見ながら手順よく下ごしらえができるのもうれしいですね。
 このほかにも、キッチン周りの家電のスマート化が進んでいます。冷蔵庫内にある食品の管理をアプリでできたり、冷蔵庫の扉にスマホのような画面が付いていてそこで操作ができたりするものもあり、ますます便利になっています。

スマホからオーブンレンジにレシピを送信する女性
明かりも空調もテレビもスマホ連携で快適に

リモコン要らずで簡単操作

リビングのテーブルにはテレビやレコーダーをはじめ、照明器具やエアコンなどさまざまなリモコンが並んで「どれだっけ?」と迷ってしまうことがありますよね。たくさんのボタンがありすぎて操作方法が分かりにくいということも。そんなお困りごとを解決してくれるのが、スマホと連携してアプリで操作できる家電です。
 例えば、LEDシーリングライトやLED電球のオン・オフはもちろん、時間帯やシーンごとに色調を変えたり、明るさを変えたりするのもお手の物。朝には青空のような明るさに、夕飯時には温かみのある穏やかな色調になど、調光調色機能を使うことで上質な暮らしが生まれます。
 また、帰宅する前にエアコンをスマホで遠隔操作して早めに電源を入れておけば、帰宅時に快適な温度になっていますし、万が一の消し忘れの際にも安心です。先に紹介したスマートスピーカーと連携させれば、照明器具やエアコンのオン・オフなどを音声操作することもできますよ。

プロジェクターで壁に窓を

テレビやレコーダーに録画しておいた番組を移動中の電車の中や、寝室などで楽しめるのもイマドキのスマホ連携のうれしい機能。なかなかリアルタイムで見ることができないお気に入りのドラマを防水機能付きの小型テレビでお風呂に入りながら観る…ということもできます。
 今注目されているのは、超小型のタイプやLEDシーリングライトに内蔵されたプロジェクターを使って、壁に風景を映し出して窓があるように演出するなどインテリアとして使う方法。スマホのアプリが更新されることで新しい映像が届くほか、映画を観ることもでき、テレビとは違った映像の楽しみ方ができます。

天井に設置したプロジェクターから風景を投影する様子

スマート家電がもたらしてくれる便利で快適な機能を、暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか?

神原サリーさん

神原サリー

家電+ライフスタイルプロデューサー。東京・広尾にアトリエを構え、執筆やコンサルティングを手掛ける。家電を感動ベースで語れる担い手として、その独自の視点にメーカーの開発者やマーケティング担当者のファンも多い。テレビ・ラジオなどメディア出演も多数。近著に「サリー流『効率家事』」(宝島社)。